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2003年06月08日
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Dear My Honey,

♪プルルルルルル・・・。プルルルルルル・・・。
♪プルルルルルル・・・。プルルルルルル・・・。

”どうしてる?元気にしていてくれるといいなと思って電話をしました。また電話します。”

彼からの4本目の留守電だった。

小さないざこざが色々と重なってしまって、先日、金魚事件が引き金となり、ちょっとした喧嘩をしてしまった。そのため、私は彼からの電話をずっと居留守を使って出なかった。(詳しくは Part 1にあります)。彼がどれだけ私を必要としているのか、私は彼の何なのか、私は彼から本当に愛されているのかが自分の中で分からなくなってしまっていた。私はそのすべてを明らかにするために、恐る恐る受話器を取って彼に電話をかけなおした。

”私だけど、今から話しに行ってもいい?”

”いいよ。待ってる, baby!”

それから私は、彼のアパートに答えを見つけに行った。

***************************

もちろん2人の間の空気は重く、彼は私を抱きしめてさえくれなかった。私は30分かけて、金魚事件の時の自分の思いをとつとつと説明した。静かに言葉を選びながら伝えた・・・。そして最後にこう加えた。

”あなたは私の意見を聞かずに、私を振り切って金魚をトイレに流したよね。3年間飼い続けてきた金魚を・・・。まだ生きていたのに殺したよね・・・。その時私は、あなたは私もパートナーとして必要ないんだぁと思ったのよ。分かる?だから I love you の意味も、I miss you の意味も、今の私にはただの飾りにしか聞こえないのよ。心に響いてこないのよ。あなたが何十回何百回何千回言っても、その意味がよく分からないのよ・・・。どうしたらいい?教えてよ。”

”・・・”

2人の間にしばらく沈黙が続き、彼が重い口を開き、彼の心のうちを静かに打ち明けた。

”確かに俺のやったことは悪かったと思う。金魚はもう戻っては来ないけど、お前を悲しませた事は、本当に悪かったと思って反省してる。許してくれとは言わないけれど、分かって欲しい。”

”色々なことで俺はこの2日間眠れなかった。連絡の取れなかった夜は何度も何度も起きては受話器を取ってお前の声を聞きたいと思ったし、眠れなかった夜、お前のアパートの前まで行ったんだよ、ただお前に会いたくて・・・。気が狂いそうだったよ、何も手につかなくて・・・。”

”横で笑っているはずのお前がいなくなって、触れているだけで幸せを感じられるお前により添えなくて、どれだけ俺は寂しい思いをしたか・・・。”

”俺はお前に出会ってから、いつもお前を幸せにすることだけを思って今日まで生きてきた。お前が笑ってくれれば、お前が喜んでくれれば、お前が幸せでいてくれれば、俺はそれだけで幸せだと心の底から素直に喜べるようになったんだよ。それだけ俺にとってお前は大切な存在なんだよ。分かるか?”

”ショッピングストアに行って、俺の嫌いなレタスや玉ねぎを買うことだって、それだけで楽しいし幸せを感じるんだよ。旅行やキャンプに出かけたり、美術館や博物館に行ったり・・・。一つ一つが俺には素敵な宝物なんだよ。なぜか分かるか?そこには他の女性じゃなくって、お前がいるからなんだよ。お前じゃないと俺はだめなんだよ、もう・・・。”

彼の目から、大粒の涙がポロリとこぼれた。

”俺はお前が大好きで、これからもずっと俺の横を俺と一緒に歩いていて欲しいと思っているんだよ。どこにも行って欲しくないと思っているんだよ。分かるか・・・。”

”俺は、お前を絶対に独りぼっちにはしないと誓うよ。俺はいつでもお前のために、お前が見失わないように、ずっと横を歩いているよ。いつだってどんなときだって・・・。お前の幸せを願いながら、お前のそばにいるよ。”

私の心の琴線に彼の言葉が響き始め、涙に変わっていった。

”Come back to me,baby! Please come back to me! I can’t live without you. You are already a part of my life. Because I really love you,I really need you,and I really want to walk with you forever,baby. I promise you I never leave you alone. I’ll be with you forever,baby! ”

彼は私の目をじっと見つめて、私を強く抱きしめた。いつも以上に強く抱きしめてくれた。髪を撫で、顔を撫で、背中をさすり、全身全霊で彼の愛を私に伝えようとしていた。

私は確信した。これが私が2日間探し求めていた答えだと・・・。

”私、honey のガールフレンドでいてもいいかなぁ?”

”俺のガールフレンドはお前しかいないよ, my beautiful baby! 涙はお前には似合わないな・・・。やっぱり俺の彼女には笑顔が一番だな。”

そういいながら、頬を伝う涙をぬぐってくれた。私は幸せかもしれない。いや、一人の男性の大きな愛にこれだけ包まれて、本当に幸せ・・・。彼の腕の中で、彼のぬくもりを感じながら、この恋に落ちたことの幸せを感じた瞬間だった。

Love and miss you so much,





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最終更新日  2003年06月15日 12時39分53秒
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