Dear My Honey，

”俺、休みが取れたから、明日から週末までちょっと友達(女性)に会いに行ってくるな。ずっと前からの約束だったし、あいつも楽しみにしているから・・・。”

”うん、いいよ。気をつけて行っておいで。アパートは私が面倒見ててあげるから心配しなくていいからね。”

”うん”
”・・・”

私はそう言って、ソファーの上に寝転んで、再び読みかけの本を読み続けた。彼は明日の用意をゴソゴソしていたが、そうかと思うと、時々私の隣に座っては、チョッカイをかけようとしていた。

”なにぃ？なんなのよぉ～。どうしたの。何か用事でもあんの？まだ用意できてないんでしょ。明日、飛行機早いんだから早く用意して寝ないといけないんでしょ・・・。邪魔なら私帰ろうか？”

”いや。帰らなくていいよ。ここに居て欲しいから・・・。準備するから、そこで本読んでていいよ， baby.”

そう言った彼がどうも気がそぞろに思えて仕方がなかった。

”いいじゃない！2年ぶりに会うんでしょ？会って楽しんでおいでよぉ～！また次いつ会えるか分からないんだから・・・。そういう友達はこれからなかなか出会えないし、続けていくのも難しいんだから・・・。彼女が結婚してしまったら会えなくなるかもしれないのよ。”

彼は再び私の横に腰を下ろした。

”I miss you so much， baby. I really don’t know the reason why. But I really miss you， baby. ”

そう繰り返しながら彼は私をしばらくずっと抱きしめていた。

”なぁ～～に。すぐ帰ってくるんでしょ。向こうに行ったら私のことなんて考える時間ないからぁ・・・。今だけ今だけ・・・。もぉ～～。らしくないなぁ～。私そんなの嫌いだからね・・・。”

結局彼は私がアパートを出るぎりぎりまで何か寂しそうな顔をしていた。

”帰ってくるのは分かっていても、なんとなく寂しいだよなぁ～。”

”もういい、もういい。分かったから・・・。帰ってきたら電話ちょうだい・・・。とにかく向こうに行ったら、私の事は忘れるくらいに楽しんで来るのよ。やぁ～よ。毎回毎回、楽しんでる途中に I miss you なんて電話かけてくるの・・・。それだけはやめてね・・・。私もこっちで楽しむから、honey も友達と楽しんでおいで。私はどこへも行かないし、逃げも隠れもしないから・・・。帰ってきたらちゃんとココに居るから・・・。いいね， honey.”

そう言って浮かない顔をした彼を何とか振り切って帰ってきた私でした。

Love and miss you so much，