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2003年07月21日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
最初に、この日記を通じて沢山の方に励ましのメッセージや、アドバイスを頂いた事を心から感謝します。ありがとうございます。

Dear My Honey,

私は今までの自分の心の中にある思いのすべてを伝えるために、呼吸を整えながら、気持ちを落ち着けながら、彼のアパートへと向かった・・・。

2人の間にはピィ~ンと張り詰めた空気が流れ、しばらく沈黙が続いていた。お互いが、どちらが先に何を言い出すのか心の中を探っていた。

そして最初に口を開いたのは彼のほうだった。

”お前は俺に何か言いたいことがあってきたんだろ。俺はここで黙って聞いてるから・・・”

私は2,3度頷いて深呼吸をし、1つずつ言葉を選ぶようにして、重い口を少しずつ開き始めた。(詳しくは日記16~20日を・・・)

”今度は俺の話を聞いて欲しい。お前の誤解からといていこう。”

そう言って彼は、彼女(幼馴染&元彼女)のバックグランドを話し始めた。

”お前に話していなかった事が一つだけある。それは、彼女の事だ。他人のプライベートだから話す必要がない限り、話さなくてもいいと思って話さなかったんだ。でも、やっぱりこうなった以上話しておいたほうがいいかもな。

彼女は、幼い頃から親に見離されて育ったから、人から愛される事を知らずに育ったとってもかわいそうな子なんだ。だから誰でもいいんだ。とにかく彼女を必要としてくれる人、愛してくれる人がそばにいれば・・・。それが例え彼女をただSEX の道具のためにしか扱わないような最悪な彼氏であっても、彼女にとっては離れられない存在なんだ。けれども、その彼も浮き沈みが激しくて、彼が見向きもしない時には、彼女は誰からも自分は必要とされないんだと勝手に思い込み、自殺を図りかねないんだ。そういう事が過去にも何度かあったんだ。だから、せめて彼女が幼馴染の俺からも見放されて、もう自分は誰からも愛されないんだと早合点しないように、変な事をしないように、俺が面倒を見れる部分は面倒を見ているという訳なんだ。だから、彼女から電話がかかってくると危険な香りがして違う意味で、放ってはおけなくなるんだ。お前に説明していなかった俺が悪かったな。それは謝ろう。ごめんな。

だから例え俺が疲れていて、お前の膝の上で寝ていても、彼女から電話がかかると何かあったのかな?助けてやらないとと思って、飛んで行くんだよ。何もありませんようにって願いながらな・・・。そこは分かってほしい。お前なら分かってくれるよな, baby・・・。”

”そうだったのね。”

私は聞いてはいけないことを聞いてしまったような気がして、申し訳ない気持ちで一杯だった。そして彼は次の話を更に続けた・・・。

”お前はある日突然、俺の人生の中に現れて彼女になったって言ったよな。でも、それよりも俺の友達との歴史の方が長いから、お前はその頂点に立つことは出来ないって言ったよな。”

”言ったよ。だってそうだもん。私は3歩下がって影踏まず程度の彼女にしかなれないもの。それをもしも、無理矢理にでもみんなの中のトップに立とうとすると、必ずあなたの友達の標的になったり、それを不愉快に思う人が出てくるのよ。分かるでしょ。あなたと私が頻繁に会うせいで、今まで一緒に遊んでいたのが遊べなくなったっていう人だって出てくるかもしれないのよ・・・。それは友達にしてみれば面白くないわよね。実は私、あまりにもそういう声を最近耳にするから、私があなたの今までの環境を変えてしまったんだぁ~。このままではいけない。あなたが大切な友達を失ってしまうって思ったの。だからそれなら、私はこれまでもらった思い出だけを胸に秘めて、寂しいけれど、あなたから去ろうって決心したの。それもこれもすべてあなたの事を愛しているから・・・。”

”・・・”

彼はしばらくうつむいて何かを考えている様子だった。

”じゃあ、言おうかぁ~, baby! そのためにお前が去らなければいけないのなら、俺はその友達が去って行ったってかまわないんだよ。むしろそれを望むよ。俺の最愛の女性を理解してもらえないんだろ。そんなに物分りの悪い友達は友達じゃないよ、俺にとっては・・・。最悪の時は、彼らを敵に回してでもお前を守り通して見せるよ。それくらいの覚悟は俺にはあるんだよ, baby!”

私の目からは、涙がこぼれ始めた。

”環境が変わると、友達とも別れなければいけない時もあるかも知れない。けれどもそれは俺達が子供から大人へと一歩ずつ近づいていっている証拠なんだよ。でも、その中でもたった一つだけずっとずっと変わらないものがあるんだよ, baby. 何か分かるかぁ?それは最愛のパートナーなんだよ。これだけは環境が変わろうと、俺達が子供から大人になろうと変わる事はないんだよ。なぜならそこには変わらぬ愛があるからなんだよ。”

”その愛する女性は俺の心の中にいつでもどこでも俺とずっと一緒にいてくれる。疲れた時には彼女の笑顔が俺にひと時の安らぎを与えてくれる。そして、へこんだ時には、彼女のひと言でまた次の日、がんばれるんだ。それが証拠に、職場のみんなから最近、俺がとっても輝いていて幸せそうに見えてうらやましいと言われるようになったんだ。俺は今までこんなに一人の女性からこれだけの影響を受けた事はなかったし、俺の人生のすべてを心から捧げたいと思った事すらなかったんだ。それが誰だか分かるかぁ?”

彼は会話を止めた。そして彼は呼吸を整えている様子だった。

”俺の目を見ろ, baby. 俺の目を見てほしい。”

私は彼が何を言い出すのか怖かったけれど、キョロキョロしながらも何とか焦点を定めようと彼の目を見つめ返した。そして、彼は私の両手をぎゅっと握った。

”今から俺が言う事をどんな事があっても忘れないでいて欲しい。”

私は、ただ彼の瞳を見つめた。

”その女性は今、俺の目をじっと見つめているこの女性なんだ。この女性を俺はいつか妻として迎えたいと思っている。そして、俺の手でこの女性を一生幸せにしたいと思っている。それくらいにお前は俺にとってとても大切な女性なんだ。俺はお前に俺の残りの人生のすべてを捧げる。今ここにそう誓うよ。”

張り詰めていた糸が音を立ててプッツ~ンと切れたその瞬間、私の目からは再び涙が溢れ出し、彼の顔が涙で見えなくなった。彼は繋いでいた手をそのまま彼の胸にぎゅっと引き寄せ、私を抱きしめてくれた。そしてこう続けた。

”何度も言うように、俺はお前と来年の夏から離れ離れになるよ。でも、それはお前と一緒になる前のほんの少しの間だけだよ。心までは離れ離れにはならないよ。いや、絶対にしない。俺はどんな事があってもお前のためにお前のところへお前を愛するために帰ってくるよ。この言葉を信じて欲しい。だからお願いだ。どこへも行かないで欲しい。俺はお前を失いたくないんだ。お前を失ったらもう俺は誰とも恋はしない。”

私は彼の目にも一杯の涙を見た。
それは決してウソの涙ではなかった・・・。
私を心から愛していてくれるからこそ、流した涙なんだと思うと、心から嬉しかった。

どんなに喧嘩したって、憎たらしくたって、それでも彼が私を世界一大切にしてくれて、私の事を世界一愛していてくれる。私にはやっぱり彼以外には他の誰も愛せない。

”Don’t go anywhere, my beautiful baby. I always love you and forever. ”

Love and miss you so much,





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最終更新日  2003年07月23日 17時14分19秒
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