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2003年07月27日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
Dear My Honey,

結局私は、彼と一緒に、彼のいとこの結婚式に参列する事になった。

”彼女が、僕の彼女です。”

そう言ってまず彼が私を紹介したのは、彼の大家族の総元締めと言ってもいいかもしれない、80歳を超えるおじいさんとその奥さんだった。私は、いつも以上に緊張していたのが自分でも分かったが、彼の彼女なんだから、ここできちんとしておかないと、後で彼が何を言われるか分からないということが、とっさに頭をよぎったので、いつも以上の笑顔でちょっと控えめに挨拶をした。

”はじまして。今日はお招きいただきましてありがとうございます。とてもうれしいです。”

”・・・”

”楽しんで行ってくださいね。”

奥さんの方は優しそうな笑顔でニコッと微笑みかけてくれたが、おじいさんの方は、そのまま”うん”とだけ頷いて、足早にどこかへ行ってしまった。

その瞬間、私は更にガチガチに固まってしまった。なぜなら、彼(honey)から、厳しいおじいさんだという事を聞いていたし、彼の気に入らない人間は、連れ合いとして認めてもらえないという事も知っていたからだ。honey でさえ、未だに怖い時があるというのだから、私が緊張するのも無理もない。私は、おじいさんの目に自分がどう映ったのか、気になって気になって仕方がなかったが、

”This is my beautiful and wonderful girlfriend and future wife!”

と、どこまでが冗談で、どこからがホントなのか分からないような紹介の仕方で、おじいさんの事を考えている余裕もないくらいに、彼の大家族に次から次へと紹介された。何人と挨拶を交わしただろうか。30人はゆうに超えていたはずだ。

”大丈夫よ、彼(honey)はしっかりした男だから離しちゃだめよ。”

”よく面倒見てくれるでしょ。ねぇ~。うちの旦那よりも頼りがいがあるのよ、あの子は・・・。”

”冗談の通じる面白い子でしょ。私のお気に入りの甥の1人なのよ。あの子にもとうとう彼女が出来たのね。”

”いい子に出会ったわよねぇ~。きっと大切にしてくれるわよ、彼なら・・・。”

”おじいちゃん、怖かったでしょ。私も当時、旦那がおじいちゃんに私を紹介した時、あなたと同じ気持ちだったからとってもよく分かるわよ、あなたのその緊張が・・・。でも、大丈夫よ。おじいちゃん、本当はいい人だから・・・。”

Honey が親戚の一人一人に、丁寧に私を紹介してくれる中、親戚の方から色々とコメントを頂いた。それでも私の緊張の糸はとける事はなかった。

そんなこんなしているうちに、式はどんどん進んで行き、集合写真を撮ることになった。もちろんここはいくら私はhoney の彼女でも、私の出る幕ではない。カメラマンに徹しよう。そう決めた私は、みんなからのカメラを預かろうと、みんなの輪から外れて、あちこち走り回っていた。

その時だった。怖い顔をして、挨拶の時にただ”うん”とだけしか頷いてもらえなかったおじいさんが、私に手招きをした。それでも私は、

”お気持ちはとても嬉しいのですが、私は家族ではありませんから、今日は皆さんの写真を取らせていただきます。”

と、低調にお断わりをした。すると、honey が、私のところに走ってやってきた。

”祖父がそう言ったって事はそういう事なんだよ。だからおいで, baby!お前は家族の輪に加わっていいんだよ。”

”おじいさんの言葉は嬉しいけれど、それとこれとは違うような気が・・・, honey”

”いいからおいで。お前はもう家族の一員なんだよ, baby.”

”待って待って待ってよぉ~~~, honey!”

私はずるずると引きずられるようにして、集合写真の中に加えられた。

”いいのよ。もう家族みたいなものだから!”

”彼(honey) からのろけ話はいやというほど聞かされてるのよ、私たち・・・。すっごく素敵な女性でこんな女性に出会ったことはないってね・・・。”

”そんな俺は世界一幸せ者だって・・・。”

”見せ付けるんだからぁ~、私達にあなたの事を・・・。もぉ~~飽き飽きしてるんだから!”

”あなたじゃないと結婚はしないって言うし、あの子ったら・・・。”

”今までの彼女と結婚しないで待ってよかったってニヤニヤした顔で・・・。きもちわるぅ~~~。”

”あなたが結婚しないって言ったら、彼は死ぬかもしれないって、私にはそう言ってたわよ・・・。死んでごらんよ。そうしたら認めてあげるから・・・。”

”おい、待て待て。誰がそんなこと言ったよ。みんな作るな作るな。話を作るな。”

”(大爆笑)”

”でも、ほんとに好きでたまらないみたい。だから、いいじゃない。輪の中に入ってらっしゃい。”

”とにかくいいじゃない、いずれ2人は夫婦になるんでしょ?そのときのための練習だと思って・・・。”

アメリカンジョークと笑いの渦の中で、私は何となく嬉しいような、それでいて、まだ家族ではないのにというとても複雑な気持ちで、結局輪の中に加わった。

その瞬間、彼の親戚の方達からたくさんの拍手をもらい、更に驚いた事に、写真撮影の後、花嫁さんが彼女の持っていたブーケを直接私にくれた。

”今度はあなたが幸せになる番だからこのブーケ、あなたにあげるわ。彼と幸せになってね・・・。”

”あっ、私に?”

”そうあなたに・・・。”

”どうもありがとう。”

”幸せになってね。みんなが言うように、彼(honey)、本当に頼りになる優しい男だから・・・。

そう言われて受取ったものの、心の中はまだ目の前で起こった色々な現実を受け止められなくて、戸惑いで一杯だった。

そうして花嫁さんと色々話をしているうちに、彼がおじいさんのところから帰ってきた。そして、私をギュッと抱きしめてくれた。

”なになに, honey?どうしたの,honey?”

”お前の事、気に入ったって祖父母が俺に言ってきたんだ。大事にしてやれよって言ってくれたんだ。だからもうおじいさんの顔色をうかがわなくてもいいぞ, baby.”

Honey の口からそう聞いた瞬間、ほんの少しだけ肩の荷が下りた。そして心が軽くなった。少なくとも私がhoney と一緒にいることをおじいさんは認めてくれたんだ。だからもう公認で彼と堂々と付き合っていていいんだ。そう思うと、何か高いハードルをひとつクリアしたようで、ホッとした。

そして、式が終わって最後には、そのおじいさんから、

”今度、またこの家族が集まってキャンプをするから彼と一緒にぜひ来て欲しい。”

と、相変わらずポーカーフェイスだったけれども、直接お誘いを頂いた事がとても嬉しかった。それを彼に伝えると、

”なぁ~、言ったろぉ~。お前は俺の最愛の女性だって・・・。だから自信を持っていいんだよって・・・。俺が選んだ相手なんだから、みんなだって絶対にお前を受け入れてくれるし、間違いはないよ, baby. もちろんおじいさんだっていつかは分かってくれると思っていたけどな、俺は・・・。”

”そうは言うけど、本当に怖かったんだからぁ~、私・・・。”

”さぁ~。これでこれからはそういう話が俺も堂々と出来るな。じゃあいつどこで結婚式しようかぁ~, baby?(笑) ”

”でも、今度は私の両親にもあってもらわないとね・・・。”

”ばかだなぁ~。分かってるよ。そんなの当たり前だよ。だから俺は今年の冬にお前と一緒に日本に行くって言ったはずだぞぉ~~。”

”えぇ~~~。待って待って, honey! 知らないよ、そんな話。聞いてないもん、私・・・。”

”言ってなかったけぇ~~、俺・・・?”

”ないよぉ~~~~~, honey. 今初めて聞いたもん、私!”

”分かった分かった。それは俺が悪かったな。じゃあ、今ここでみんなの前で言おう。俺は今年の冬にお前の家族と日本でお正月を過ごせたらいいなぁ~と思っているんだけどなぁ~?”

”あら、あんたじゃあ、今年の冬は、日本なの?”

”まさか、いきなり挨拶に行って、刀で刺されて帰ってくるんじゃないでしょうねぇ~(笑)”

”なわけねぇ~じゃんよぉ~~~。”

”なになに、自分を売り込みに行くわけぇ~?”

”結婚前のゴマすり?”

”こういう時の男って口がうまいのよねぇ~、なんだか知らないけど・・・。”

”ねぇ~~、うちの旦那もそうだったわ。それにお父さん(おじいさん)は騙されたのね、きっと・・・。”

”(大爆笑)”

”でも、いいじゃない。まあ、行ってらっしゃい!せっかくブーケももらった事だし・・・。”

なんだか、よく分からない間にhoney の親戚から囲まれて、2人してからかわれてしまった。主役は私たちじゃないのにね・・・。

Love and miss you so much,





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最終更新日  2003年07月31日 06時50分29秒
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