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テーマ:あなたに口づけを‥‥(54)
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Dear My Honey,
♪コンコココンコン、コンコン♪ 私は、仕事を終えて、そのあしで彼のアパートへと向かった。彼が何か自分の部屋で忙しそうにしていたので、今日は邪魔をしないようにと、隣の部屋でソファーに座って本を読んでいたら、疲れもあったせいか、いつの間にか眠ってしまったらしい。私の髪を撫でながら、じっと寝顔を眺めている、その彼の気配でふと目が覚めた。 ”おはよう, baby?” そう静かに囁いて、寝ぼけ眼の私を抱き寄せ、その瞼にそっとキスをした。 ”ごめんね, honey. 私、どれくらい寝てたぁ?起こしてくれてよかったのにぃ~~。” ”いや、そんなに長い時間じゃないよ, baby. だから大丈夫だよ!ただ、お前があまりにも気持ちよさそうに寝ていたから、起こすとかわいそうだと思って、しばらく寝かせておいてもいいやと思っただけだから・・・。” そう言いながら髪を撫でていたその手が、背中に回わり、抱き寄せてくれる。抱きしめ返すと、それに答えるかのように更に強く抱きしめ、首筋にそっとキスをしてくれる。耳元から聞こえる I LOVE YOU のフレーズが、鼓膜を伝って身体全身へと響きわたり、力が抜けていく自分に気づいた。愛されている事を実感する幸せな瞬間でもあった・・・。 他人には見せない自分の寝顔・・・。そこまで自分が無防備になれるのは、心から彼にすべてを許している証なのかもしれない・・・。その無防備な寝顔に優しくキスをされた時、何度でも抱き締めて・・・。このままずっとあなたを感じていたいから、その手を離さないでと叫ぶ自分がいた・・・。 抱きしめ合い、キスをするというごくごく日常的な行為。それなのに、そこに愛があるだけで、それが2人の間だけに許された美しい愛情表現へと形を変える・・・・。相手を思い、愛し愛されたいという思いとともに・・・。そしてその向こうにある2人だけの幸せを求めて更に愛し合う・・・。 幸せに浸っている間も、あなたは繰り返す・・・。 ”I love you so much, my beautiful baby. Don’t go anywhere! I’ll be with you always and forever.” この言葉がやがて、彼の心の声となり、私の心へと彼の魂とともに深く深く刻まれていく。 そしてまるで心を撫でるかのように、何度も何度も髪を撫で、キスをし、背中を撫でる行為・・・。この感触が私がずっと捜し求めていた真実の”愛”そして、永遠の”愛”の感触なのかもしれない。 Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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