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なんだかずっと忙しくて、落ち着いてPC に向かう時間がなかったんですが、ようやく時間を見つける事が出来たので、また忙しくならないうちに、書けるだけのことを書き留めておこうと思います。
Dear My Honey, いつものように仕事を終えて、彼のアパートに向かい、ドアをノックすると、彼が出てきた。 “俺、今からついでにポスト、覗いてくるけど一緒に来るかぁ, baby?” 私は返事をする間もなく、彼にそのままついて行った。 ポストの扉を開けたとたん、ガサガサガサァ~~~と広告の山が崩れ落ちていった。 “なぁ~、こんなにも毎日送られてくるのに、その中で必要な情報ってほんのわずかなんだもんなぁ~。もったいないよなぁ~。これこそ資源の無駄使いだよなぁ~。” そう言いながら、一応、一つずつ目を通してゴミ箱に放っていたが、ある一つの広告に彼の手が一瞬止まった。それはなんの変哲もない、電話会社の広告だったんだが、彼の目に留まったのは、その内容というよりも、その表にあった一枚の写真だった。何故、電話会社の広告にそのような写真が使われたのかはよく分からないが、男性がダイヤの指輪を女性の左手の薬指にはめようとしているところの写真だった・・・。私は、あえてそのことには触れないで、見ていないフリをしていたので、彼がその時に何を思い、何を考えていたのかは知らない・・・。そうして、私たちはアパートに戻った。 そうそう。そういえばその日が近づいてきてしまった。先日も日記の中でも話したように、私は今週末、17日から20日まで、あの大家族のキャンプに参加する事になった。わぁ~~~、どうしよう・・・。 “俺は今までこのキャンプにはずっと一人で参加していたから、彼女を連れて参加するのは今年が初めてなんだ。だから俺としてはお前と一緒に2人で参加できるって事がホントに嬉しいんだ。そしてまた、俺の親戚とのキャンプにお前が加わってくれるって事が2重の喜びでもあり、色々な意味においても俺にとっては大切な事なんだ!だからその分いつものキャンプよりも余計に楽しみなんだ、今回のキャンプにお前と参加する事が・・・。” “ん?honey? 今までの彼女、連れて行ったことあるんじゃないの?” “ないよぉ~, baby. お前が初めてなんだよ。このキャンプは俺達一族の歴史あるキャンプなんだ。俺が生まれる前から続いているし、ひょっとすると、お前が生まれる前から続いているかもしれないくらいの長い長い歴史を持った家族の行事なんだ。だからそれに外からの人が加わるっていうことは、そういうことなんだ。その意味が分かるかぁ, baby?そして、俺のおじもおばも皆、通ってきた道を今度は俺達のような新しい世代が同じ道を通る番なんだ。というのは俺のいとこ達が、もしも新しい人を連れてきたらその時には”この人“だって真剣な付き合いをしているその相手を、この前、俺が祖母の誕生日パーティーの時に、あの怖い祖父にお前を紹介したように、皆その道はいつか一度は通らないといけないんだ。そして、祖父母の洗礼を受けないといけないんだ。まあ、気に入られないやつもたまぁ~~~~~にいるみたいだけどな・・・。” “ふぅ~~~ん。” “そんなこんなで、色々と儀式みたいなものがあって、最終的にはそのキャンプに参加すれば、だいたいみんな結婚を前提にお付き合いをしていますという事を、親戚も分かってくれるんだ。だから、いくら彼氏彼女がいるからといったって、真剣な付き合いをしていないと、このキャンプには連れては来れないんだよ, baby. だからお前が今回のキャンプに連れて行く最初の彼女で、今までの俺の彼女はこのキャンプには連れてきた事がなかったんだよ。それくらいにこのキャンプは俺たち一族にとっては色々と意味のある、そして歴史のあるキャンプなんだ。だからそれに外からの人間が入ってくるということはつまり、そういうことなんだよ, baby. “ “じゃあ、ココに連れてきたカップルはだいたい皆、最後には結婚するんだね?” “だな!” “だな?” 私は一瞬ドキッとして言葉に詰まってしまったが、この言葉をあえて聞かなかったことにして、あっさりとかわして、次の会話へと繋げた。 “じゃあ、それって、ジンクスみたいなものなんだぁ~?(笑)” “そうでもないけど、それだけ真剣な付き合いをしている相手ですってことを皆に知ってもらうキャンプかな?だからとっても大事なキャンプでもあり、それにお前が参加できるって事が俺はとっても嬉しいんだよ。俺達はもう、祖父母の公認だしな, baby!” ”でもまた私、ガチガチに緊張するかも・・・。その時は助けてね・・・, honey. ” “大丈夫だよ, baby. お前にはどんな時も俺が一緒だから心配しなくてもいいよ。” “絶対に独りにしないでね, honey. ” “大丈夫から, baby. I’ll be with you, always and forever.” そう言ってまた彼はいつものように私のおでこにキスをして、頭をガサガサとさすって隣の部屋へ行った。 “おう, baby. キャンプの準備そろそろ始めないとな・・・。買出しにも行かないといけないし、お袋にも献立を聞いておかないといけないし・・・。忙しくなるぞぉ~~~~, baby.” “だね・・・, honey.” そういいながら私たちは少しずつ時間と暇を見つけてはキャンプの準備に取り掛かることにした。 Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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