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Dear My Honey,
私のまだ悩んでいた。 人を傷つけておきながら、そ知らぬ振りして自分だけが幸せになる事がいいことなのかどうなのか・・・?何度も何度も自分に問いかけてみたが、その答えは見つからなかった。 そんなある時、彼が私に飛行機のチケットを渡した。彼が出張へ行くからその時に私も連れて行くというのだ。3泊4日の小旅行・・・。 ”ここ最近お前を取り巻く環境がお前を疲れさせてしまって、見ているだけでも、かわいそうになるくらいに元気がなくなっていくのを見て、俺に何か出来ないかなぁ?してやれないかなぁ?と思って、お前を俺と一緒に旅行に連れて行ってやろうと考えたんだ。お金の事は心配しなくてもいい。俺が全部面倒を見てやるから・・・。お前にはずいぶん苦労をかけたし、その時に俺はお前を守ってやれなかったから・・・。” ”ふぅ~~~ん。それで自分のお財布の中は大丈夫なの?別に無理しなくてもいいからね・・・。” ”お前こそそんな心配をしなくてもいいよ。それよりも俺と一緒に旅行に行って一緒に楽しんで欲しいんだ。何もかも忘れて・・・。” ”ふぅ~~ん。連れて行ってくれるなら・・・。” そう言って私たちは、旅行に行く事になった。 *************************** その旅行は本当に楽しかった。何もかも忘れて、二人だけの時間を堪能できた。それが、私にとってとてもいい気分転換になった。 誰にも邪魔される事のない2人だけの時間・・・。これが私が欲しかったものだった。他には何もいらなかった。 2人で、夕食を楽しんでいる時だった。彼は、例のリングを持ってきていたのだった。そして、すぅ~っとテーブルの上にその小箱を差し出した。 ”受取って欲しい。もう一度、受取って欲しい。他の誰が、なんと言おうと、俺はお前をこれから先ずっと、守ることを約束する。そのためのプロミスリングだ。お前の左の薬指に、ずっとはめていて欲しい。俺の愛の証だ。これが俺のお前への全てなんだ。” ”これ、自分で選んだの?” ”そうだよ。” ”お店の定員さんにお手伝いしてもらって選んだの?” ”いや、俺が独りでお前のために選んだんだよ。心を込めてお前のために・・・。” ”私がこれを受取ってもいいの?” ”受取って欲しい。そしていつの日か、このリングが、他のリングに変わる日を待っていて欲しい。その日まで俺の事を信じ続けていて欲しい。例え、どんな事があっても俺はお前のところに必ず帰ってくると約束するから・・・。だから、もう一度受取ってくれないか、このリングを・・・。” それでも私の心の中はまだ複雑だった。自分だけが幸せになってもいいのかと・・・。 そうしている間に彼が、私の左の薬指にそのリングをはめてくれた。それが不思議なことに、なぜか、サイズがぴったりだった。 ”私のサイズ、何で分かったの?私、リングしたことがなかったし、私ですらサイズ、もよく分からないのに・・・。” ”俺の手の感触が、お前の指のサイズを覚えていたんだろうな・・・。このくらいの太さかなってやって見せて、店員さんに伝えたんだ。だいたいこのくらいって・・・。” ”ふぅ~~~ん。すごいね・・・。” ”見てないようで、俺はお前をいつも見ているよ。何処からでもお前のことを見ているし、全身全霊でお前のことを本当に愛しているんだよ。分かってくれるか?” ”ふぅ~~~~ん。” またこの先、どうなるか分からないが、今のところ、その指輪は、私の左の薬指におさまっている。彼の愛の証でこれがいつか、他のリングに変わる日を夢見ながら、また新たに歩き始めた私たちだった。 Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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