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テーマ:ただいま恋愛中!(445)
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Dear My Honey,
彼のお母様が、亡くなられたご主人から頂いた結婚指輪を私たちにくれてから、彼は肩の荷が下りたのか、堂々と結婚に関する色々な話を私や彼の妹、そして、彼の母親ともするようになった。そして彼の口からこんな言葉までもが飛び出し始めた。 “今年の冬、日本に行った時にはやっぱり俺達の事を俺の口からちゃんと説明しておかないといけないだろうなぁ~~。” “俺達の事って・・・?” “将来一緒になりたいってこと・・・。” “でも、突然うちに来てそんな事はなしたらきっとHoney の第一印象、悪くなるよ!” “だよなぁ~~。問題はそこなんだよなぁ~~。” “そうだぁ~!私にいい考えがある, honey! 私からプロミスリングの話や、お母様から頂いた結婚指輪の話なんかをそれとなぁ~~く話しておいたらどうかなぁ~~。そして、土台を先に作っておいたら・・・。” “俺が冬、お前のご両親に会いに行って将来的なことを話す話さないは別にして、少しずついろいろな事を報告しておいてもらえると、それがヒントになって、俺のほうも助かるけどな・・・。いずれにしてもいきなりは絶対にまずいからなっ・・・!” “じゃあ、私、うちの母に最近あったことを簡単にメールで説明しておくね。” “そうしてもらえると助かるよ, baby.” そう言って私は、早速母にメールを書いた。 ******************************************************* こんにちは、母さん。 元気ですか? 風邪など引いていませんか? 季節の変わり目なので気をつけてくださいね。 今日は、母さんにだけは、包み隠さず全てを話しておこうと思って、メールを書きます。 本当は、手紙できちんと書かないといけないのかもしれませんが、色々事情もあるということで、そこのところはどうか許してください。 先日といっても3週間くらい前でしょうか? 私、彼氏から、プロミスリングをもらいました。 あちらの習慣では、プロミスリングというのは、男性が、この人だって決めた女性に将来いつか一緒になろうという思いを込めて贈るリングなんだそうです。それは、もちろんエンゲージリングとは全く違うし、それほどの深い意味はありません。 そして、そのあと、それを知った彼のお母様が、亡くなったご主人から頂いたという結婚指輪を見せてくださいました。彼のお母様がデザインされたのを彼のおじいさまが 作ってくださったとか・・・。それを私のエンゲージリングにと彼のお母様が私たちに下さいました。 彼のお母様と、親戚の方には、家族のように本当によくしていただき、特に彼のお母様からは、うちにぜひ来て欲しいというお言葉までいただきました。でも、だからといって、今すぐに一緒になるわけではありません。私たちにはそれぞれ果たさなければいけない夢があるし、それが最優先なので、2人の間ではそういう話は時々するけれど、今すぐに結婚ということは全く考えていません。それに、彼は結婚するに当たって、踏まなければいけない手順があるということもきちんと分かっているし、きちんと考えている人です。お互いそこまで子供ではないので、その辺は心配しなくて大丈夫だと思っています。 私と彼との間には8歳というの年の差があります。けれども、長い間、彼と一緒にいて、もちろん色々な事はあるけれど、それでも、彼ならきっと私を一生大事にしてくれると思えるし、私の一番の理解者・・・。そしてどんな小さなことでもお腹にためず嫌な事は嫌だと正直に言えるし、思ったことはお互いが納得いくまで何日かかってでも話し合えるし、そして何よりも一緒にいてとても楽しいし、素の自分でいられるし・・・。彼は私にとって、自己発展できる良き友達でもあり、なんでも相談できる良きパートナーだということに気が付きました。 将来はどうなるかはまだまだ分かりませんし、誰にも予測はつきませんが、この先ずっと一緒にいてもいいかなぁ~~~と、結婚しないと言い張っていたあの私が、やっとそう思える人に出会えたかなぁ~~と思っている今日この頃です。 彼は彼なりに色々と考えているみたいです。この冬、彼と一緒に家に帰った時に、もしかすると、彼が何か考えているのかもしれません。けれども、それだけは私にも分かりませんし、彼が考えている事だから聞く必要もないし、ここは彼に任せようと思って、あえて彼には私から問いたださないことにします。ただ、いきなり何もないところに、彼がそれをしたのでは、せっかくの彼の素敵な印象が父さんと母さんの中で、悪くなってしまうので、そう思って、私が母さんにそっとヒントを与えておけば、母さんが父さんに話してくれて、皆がびっくりしないで済むし、彼にとってもそのほうがいいんじゃないのかなぁ?と思って、このメールを書くことにしました。 長いメールになってしまってごめんなさい。 本当はこういうことはきちんと手紙にしないといけないということは重々承知の上です。けれども、手紙にすると、どうしても母さんにワンクッション置く前に、父さんの目に 触れてしまって、父さんをびっくりさせてしまうと思ったので、メールで書くことにしました。どうか許してください。 母さんの意見や、父さんの反応をまた聞かせて頂けると嬉しいです。 また何かあったときには連絡します。 ******************************************************* その次の日の朝、母から早速、メールが届いていた。 さてうれしいビッグニュース!!やったね。大切に、大切にお付き合いしてきてよかったじゃない!そう~。あなたの事を皆さんがそんなに大切にしてくださっていたのね。親としては、子供が知らないところで、沢山の方から大切にしてもらえているという事ほど嬉しいことはないのよ。やっぱりうちの子だ!私の娘だと思いましたよ! でもね、人生って何が起こるかわからないし、何処で何が起きるかは誰にも分かりっこないのよねぇ~。時には本当に高い高いハードルを乗り越えなくてはいけない時もあるかもしれないの。今まで以上に辛いかもしれないの。でもね、お母さんは思ったの。きっと今の彼ならあなたを助けてくれる。そしてどんなときにもあなたと一緒にそのハードルを乗り越えてくれるって・・・。お母さんにはあなたの彼がそんな男性のような気がします。お会いした事はないからまだよくは分からないけれどね・・・。これは長年の女としての勘みたいなものかしらね・・・。 もしも、彼があなたのすべてを本当に受け入れて下さるのなら、もうそこはお母さんの出る幕ではないわね。あとはあなたたち2人が決めていくことだものね。親がしゃしゃり出ていって、品定めをするようなことはお父さんもお母さんもするつもりはありませんよ。あなたが掴んだ幸せですもの。あなたを信じていますよ。だから、愛する人の所へ勇気を持って飛び込んでいきなさい。何も恐れる事はないと思います。あなたなら大丈夫!きっとやっていけるから・・・。 お父さんたちにも話しておきます。もしもあなたの選んだ彼とあなたが本当に一緒になれたら夢のようね。結婚なんてもう絶対にしないって言ってたあなたが、ひとりの男性のもとへ嫁いでいくんですものね。そして、結婚式ではあのバージンロードを最後、お父さんが父親最後の儀式として、あなたと一緒に歩き、彼のもとへあなたを送り出すのねぇ~。考えるとちょっと寂しいような気もするけれど、それが子別れの儀式だもん・・・。そして、むこうの風習だと、結婚式の後のパーティーでは、花嫁さんになったあなたとお父さんがラストダンスを踊るんですものね。素敵じゃない!そんな日が来る事を心から祈っています。どうか、幸せになってね。 母より Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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