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Dear My Honey,
“洗濯物、手伝ってあげようかぁ?” 私は忙しそうにしていた彼にそう言って声をかけた。 “お前が手伝ってくれるならそれでもいいよ!でも、無理にとはいわない・・・。” “ん?それってどういうこと?” “お前が手伝ってくれるならありがたいけど、それを義務のように感じて手伝おうとしているのならゆっくりしてていいよってこと・・・。” “ん?じゃあ、本当はどっちなの?して欲しいの、して欲しくないの?” “だから、お前がしてくれるのならそれはそれで嬉しいけど、でも無理には頼まないよって事!” “じゃあ、自分の本当の気持ちはぁ?” “だから言ったろぉ。俺はどっちでもいいよって・・・。” “ねぇ、ねぇ, honey. 本当はいつもそうやって自分のいいたいことをお腹の中にしまってるでしょう!違う?” “いや?しまってないよ!俺はいつもちゃんと正直に全てを言ってるよ!” “私はそうは思えない時があるんだけどなぁ~。だって, honeyは優しすぎるんだもん! ” “そうかなぁ?” そんなこんな言っているうちに彼の洗濯物は全て片付いていった。そして私たちはソファーに座って続きを話し始めた。 “Honey, 言っとくよ。我慢と妥協は違うからね!2人の間に妥協は必要でも我慢は必要ないからね!それをずっとやってると、いつか必ずストレスが溜まっていって別れが来るからね!それだけは私は嫌だからね!” “分かってるよ!でも、それは違うんだ!お前が幸せなら、俺は少しの我慢ならしてもいいと思ってるんだ!例えばなっ、いいかぁ!俺が今日はメキシカンフードが食べたいなぁ~~~と思っていたとする。それを俺がお前に言う前にお前が中華が食べたいといったとする。そういう時は、俺は自分にとってメキシカンがそんなに重要なチョイスじゃないんだ!どうでもいいチョイスなんだ!たまたま、メキシカンでもいいかなぁ~と思って口をついて出た程度のものなんだ!だから別に中華でもいいんだ!それに俺は中華も好きだしな!それよりもお前が、中華を食べたいって言ったその気持ちを汲んでやるほうが、お前にとっても幸せだし、そんなお前の顔を見ているほうがもっと俺を幸せにしてくれるんだ!分かるかぁ~, baby. ” “ふぅ~~~ん。じゃあ, honey は全然私がやることには反対しないわけだぁ~!” “そうじゃぁ~ないんだなぁ~、これが・・・。いいかぁ~, baby. 例えばなっ、お前が今からどうしても日本に帰りたいから、日本に帰る準備をしてよぉ~ってダダをこねて俺に頼んできたら、それはちょっと待てって反対する。どんなにお前がかわいい顔して泣いて頼んできても、そこは絶対に俺の意見は曲げないし、許さない!第一それはどうでもいい事ではないし、筋が通っていないから・・・。そこまで俺の意見を曲げてまでお前に合わせて我慢をしようとは思わないしな!” “ふぅ~~~ん” “俺の言ってることが分かるかぁ, baby? 俺にとってどうでもいい事なら、俺はむしろ、お前を幸せな気分にするためにお前の意見を出来るだけ優先してやりたいんだ!でも、俺にとって大事な事や、譲れない事は譲れないし、もしかしたら、お互い妥協をしないかってお前に頼むかもしれない!” “それでhoney はストレスがたまらないの?満足してるの?何のわだかまりもないの?” “ないな、今のところ・・・!ずっとそうやって来たけど、お前にそう聞かれるまで気づかなかったし、そんなこと考えた事もなかったなぁ~!” “ふぅ~~~ん” “何も考えずに、ただお前が幸せそうにしているその顔が見たくて無意識のうちにやってきたのかもしれないなぁ~~。不思議だよなぁ~~。” “不思議?” “おぉ~。お前に出会ってから、仕事場でどんなにつらい事があっても、どんなに仕事で疲れてへとへとになって帰って来ても、お前の顔を見たら、その次に日にはもう何もなかったように元気になってるんだよなぁ~~。今までの俺だったら、うつ状態になってそれが2週間はゆうに続いていたからなぁ~~~。” “2週間???” “そうだよ。それが、お前と出会ってからすっかりなくなったのに今気が付いたよ!そう言えば・・・。” “でも私、特に何もしてないよ!” “だからいいんだよ、baby. そのままのお前でありのままのお前を俺に見せてくれるから、だから、俺も何も飾らないで、背伸びすることなく、安心してお前の前で全てをさらけ出せるんだろうな!仕事ではそうはいかないからなぁ~~~。” “喧嘩や言い合いしても?” “だから、いいんだよ!喧嘩や言い合いがなかったら、それは俺やお前がお互いの前で本当の自分を出し切ってないって事じゃないかな?” “なのかなぁ?” “だと思うよ、俺は・・・。” “じゃあ、私に対しては我慢もしてなければ、隠し事もないのね。いつも心地よく素のままの自分でいられるのね。” “そうだよ, baby!” “それならいいんだけど・・・。ちょっとそれが気になっただけ・・・。” “お前が今のままでいてくれれば俺は、それが一番俺にとってベストな状態だよ, baby!だから何も心配しなくていいよ!言いたい事があるときにはちゃんと言うし、怒らないといけない時にはお前が怖気づいて、もうこのアパートに帰ってこないくらいの大声を出して怒鳴ってやるから心配するな!” “フンだ!分かってるくせに!” そう言いながら彼は私にウィンクをして、抱きしめてくれた。 Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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