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2003年11月23日
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Dear My Honey,

またまた何か風向きが変わりそうな予感がする今日この頃・・・。
週末は2人でゆっくりしていたその時のこと。何からそんな話になったのかは定かではないが、またまた思いもよらぬことが・・・。彼の口からこんな言葉が飛び出した。

“お前、来年の1月でアパートの契約切れるんじゃなかったかぁ?”

“そうだよ!なんでぇ~, honey?”

“いや、もしも契約が切れるんなら、ここに来て俺と一緒にすまないかなぁ~と思ったんだ!”

“ここにぃ?”

“そうすれば経済的にもお互い楽だろぉ~!”

“そうだけど・・・。”

“それに俺達がこうして一緒にいられるのも後半年・・・。そうしたら嫌でも最低3年間は離れ離れに暮らさないといけないんだぞ!だからそうなる前に、俺はお前と出来るだけ一緒にいたいんだ!”

“じゃあその後、私はここにすみ続けないといけないの?”

“それでもいいなぁ!”

“そんなのいやよぉ~。だって長い間ずっとここでいろいろな事をしてきたじゃない!喧嘩もしたし、仕事もここでしたし、お互いの仕事の事だってここで議論したし・・・。”

“忘れんなよ!くすぐり合いもしてきたよな!結構やったよなぁ~~。(笑)”

“そんな思い出の詰まった部屋に私1人を残していくわけぇ~, honey. やめてよぉ~。そんなの私に出来るわけないじゃないよぉ~。辛すぎるもん!この部屋で3年間よ!嫌だそんなの!私絶対に嫌だからね, honey!”

“じゃあ分かった!ここには住まなくてもいい。半年だけでもいいから俺と一緒にここに住んでみないか!いや、一緒に住んで欲しいんだ!その後は、俺がこの国を出る前にお前に違うアパートを探してやる。そして契約の時にはお前の保証人になってやるから・・・。一生の保証人になってやるから・・・。”

“・・・”

“だから一緒に住まないか?”

“・・・”

“それだけじゃないんだ, baby. 俺は今までずっとお前と一緒に住みたいと思ってきた。でも、お前の色々な事情や理由があったから・・・。でも、本当は俺の中では、いつもお前の寝顔におはようってキスをして、俺の一日が始まる。そして、お休みのキスで一日が終わる。そういう生活がお前と出来たらどんなに幸せだろうって思ってきたんだ。お前の顔を毎日ずっと見ながら生活がしたいんだ。それが今の俺のささやかな幸せなんだ。分かるか, baby.”

“分かるよ。でもね, honey. 私思うの。あんまりそうやって私に愛してるとか、私とずっと一緒にいたいって言い続けたり、強い思いをずっと持ち続けてると、いつかきっとそんな自分に疲れる日が来るよ!そして、その疲れた時に私を愛する気持ちや、私に対する思いがきっと一気にさめるよ。その時が来たら今度こそ、私たちのこの関係はきっと終わるよ。そして別れがやって来るよ。だから今の距離くらいがちょうどいいんだって私は思うんだけど・・・。3年たってから一緒に住み始めても遅くはないんじゃないかなぁ, honey?”

“たしかにお前の言う事は正しいと思うし、そういうカップルを俺も何組か知っている。でも、俺は違う。俺の今のこの気持ちは変わらないし、お前を幸せな気分にしたいからI love you って言ってるわけじゃない!本当に心の底から俺はお前を愛しているから、俺のその心が自然に言わせているんだ。言わずにはいられないんだ。それに、お前と一緒に同じ時間を過ごしたいと思うからこそ、ここに引っ越してきてほしい、6ヶ月だけでいいから俺と同じ時を一緒に過ごして欲しいってそう願っているんだ!俺はお前の横を今も昔もそしてこれからもずっと変わらず気持ちで一緒に歩いて行ける自信だけはある!この気持ちは絶対に変わらない!俺が死ぬまで変わらない!何があっても俺はお前を独りにしないし、お前から絶対に離れない。3年という時が俺達を離れ離れにする前に、俺の脳裏にお前の全てをしっかりと焼き付けておきたいんだ!そしてその同じ女性のところへ俺はまた戻って来たいんだ!だから・・・”

“ふぅ~~~ん。でも、今度喧嘩したら、私、逃げ道ないし・・・!”

“その時は、今度はお互い一つ屋根の下に住むわけだからしっかり話し合おう。俺達はそれが出来るカップルじゃないのか, baby. 今までだってそうしてきたはずだぞ!そしていろいろな事を乗り越えてきたはずだぞ!だから逃げ道がないなんて心配しなくていい!きっとうまくいくから・・・, baby.”

“かなぁ~~???”

“大丈夫だよ, baby. 何も心配しなくていいから、俺のところへ引っ越してきてくれないか?そして6ヶ月一緒に俺と住んでくれないか!それだけ俺にはお前が必要なんだ!俺はお前とそれだけずっと一緒にいたいんだ!お前のためにこのアパートに毎日おまえの顔を見に帰って来たいんだ。6ヶ月間だけでいいんだ!俺のそばにずっといてくれないか, my beautiful baby.”

私は考えた。これで6ヶ月一緒に住んでみて、だめならまだやり直しがきくし、後戻りも出来る。けれどももし、一緒に住まずに結婚をして、その後で受け入れられないいろいろな現実を見てしまった時には、ひょっとすると修復不可能かもしれない。そう思うと、6ヶ月間だけならお試し期間で住んでみても悪くはないかなぁ~と思った。それにその後私はここに住み続けなくてもいいわけだし、新しいところをまた探してくれるって言ってるわけだし・・・。それに私が彼のアパートに遊びに行っている時は例え彼女でも、私はいつもゲスト気分でいるけれど、それが一緒に住み始めればもう私はゲストではなくなるわけだし、好きなようにも出来る・・・。そう考えると6ヶ月間、彼という人間を彼氏としてではなく、ひとりの人間としていいところも悪いところも全てじっくりと観察出来るいいチャンスでもあるし、2人の間に色々と細かな決まりごとを作っていったり、将来のことをいろいろと話し合ったりするのにはちょうどいい機会でもあるのかもしれない・・・。そして何よりも、飾らない自分をそのまま彼の前にさらけ出し、それによって彼がどう反応するのか、それでもこんな私でも受け入れてくれるのか。それを見てみるのもいいかもしれない。そう思いながらいるが、でも本当のところはどうすれば一番いいんだろうか。短い間だけれど一緒に住むという事が本当にいいことなのだろうか。自分に何度も何度も問いただしてみるが、心は揺れに揺れ、まだ悩んでいる。そうしている間に契約の更新日、12月20日がやってくる。

Love and miss you so much,





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最終更新日  2003年11月26日 09時53分00秒
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