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Dear My Honey,
私はこの数日間眠れないでいた。想像していなかったことが次から次へと起きたため、何をどう処理していいのか分からなくなっていた。彼と一緒に住みたいという思い・・・。それをあの恐ろしい父へどう伝えたらいいのか・・・。どうすれば解ってもらえるのか、どう説明したら許してもらえるのかという悩み・・・。そこへ持ってきて、皮肉にも時期を同じにしてうちの両親が彼の両親に会いにきたいというのだから、気がどうにかなりそうだった・・・。そこで色々な方から頂いた書き込みに一つ一つ目を通しながら考えてみることにした。何が一番大切で、何を一番に優先するべきなのか。考えに考えた。胃に穴がうずきそうなくらい考えた。もちろん彼にも相談してみた。 “Honey, 私、考えてみたんだけどね、私ね、うちの父にとりあえず正直に話してみようと思うの。一緒に住む事も、これからの自分たちのこともとにかく全部正直に・・・。それでも父が許してくれなかったら、残念だけど、今の私が住んでいるアパートを更新しようかと思っているの。それでもいいかなぁ~, honey? 分かってくっ・・・” “しぃ~~~~~~~~~~~~~。” “お願いだか・・・” “しぃ~~~~~~~~~~~~~。” 彼は私の会話を止めた。 “俺の考えを言うから黙って聞けよ。何も言うなよ。いいかぁ~。黙って聞けよ、黙って・・・。約束だぞ, baby!確かにお前と住めなくなるのは正直残念だよなぁ~。長い間そう願ってきたし、来年の夏まで後半年くらいしかないからなぁ~。でもなっ,baby. それよりももっと大事な事は、この2人がいずれ一緒になって幸せになりたいというその思いをお前のお父さんに分かってもらう事だ。だからそのために我慢しないといけない事はこれから沢山出てくるかもしれない。でも、同じ一緒になるのなら、皆から祝福されて一緒になりたいし、皆にもそれを喜んでもらいたいと思わないか?それにもう一つ・・・。親だけは絶対に悲しませたらだめだと思うんだ、俺は・・・。どんな事があっても親だけはなっ・・・。だから俺は、お前の意見に賛成で、俺もお前のお父さんが俺達が一緒に住む事に反対するのなら、俺はお前が俺の妻になるその日までずっと待とうと思う。何年でも待とうと思う。だから大丈夫だよ,baby. それよりも、お前が自分の幸せだけじゃなくて、ちゃんとみんなのことも考えて、順番を踏んで俺と一緒になろうとしていることが俺は嬉しかったよ。やっぱり俺が選んだ最愛の女性だったって今そう思ったよ。ありがとう,baby.” “じゃあ分かってくれるのね、私が今回 honey と一緒に住めなくなったとしても・・・。” “あたりまえじゃないかぁ~。ゆったろ!俺はいつまででもお前のそばにいるしお前を独りにはしないって・・・。” “分かった。じゃあ、私、これからアパートに帰ってうちの両親に連絡してくるね。ありがとう, honey.” “しておいで。俺の言ったことも忘れずにちゃんと伝えるんだぞ,baby!” 私はアパートに帰ってうちの両親に今度は全てを電話で報告した。そしてその後すぐに父から一通のメールが届いた。 *************************** “さっきも話したように、お前が自分の人生を自分で切り開こうとしている姿を父親としてとても嬉しく思います。お父さんの背中が大好きで、どこへ行くにも背中に負ぶっていたあの小さな甘えん坊の女の子が今、こうして自分の幸せを見つけ、ひとりの男性と出会い、一緒に歩こうとしているその姿を娘の父として応援しています。お前が決めたことにお父さんは反対するつもりはないよ。それはお前をずっと見てきたし、お前なら大丈夫と信じているから、お前と彼が一緒に住む事の意味もよく理解できたし、それがだらしのないことだとは全く思っていないよ。それよりも、自分のことをちゃんと考えて自分で決めれるようになったことをお父さんもお母さんもとても喜んでいます。 それにしても、本当にいい人に出会えてよかったね。お父さんもお母さんも心から喜んでいます。お前の彼への思い、そして彼へのお前に対する愛情、言葉では言い尽くせませんが、親として本当によかったと思っています。すばらしい男性と御家族の皆さんに出会えてよかったですね。どうか彼のご両親にはくれぐれも宜しくお伝えください。英語で書けませんのでこのような時は悔しいね・・・。お前が一人の女性として幸せになっていく姿を心から喜んでいます。と同時に、そんなお前を愛してくれる彼に心から感謝しています。お父さんからのメッセージとしてどうか彼に伝えてください。Congratulations! From bottom of my heart. そして父は、追伸の欄にこう書き加えていた。 本当にごめんね。今まであまりにも厳しくしつけ過ぎてしまったから、怖かったのかなぁ~。言いたい事や、やりたいことを自由に言えなくしてしまったのはお父さんのせいだと今更ながら反省しています。お願いですがあなたの妹達にもお父さんのこの思いを伝えてくれませんか?自分で決めたことには何も怖がらずに自信を持って、お父さんやお母さんにいつでも相談や報告してくださいと・・・。それを願っているのですが・・・。やっぱり今までが厳しかったので怖がっていると思います。本当はそうではないのですが・・・。御免ね。自分で伝えているつもりですがどう伝えていいのか分かりません。こんなお父さんを許してください。 *************************** 私は嬉しかった。心から嬉しかった。まさかあの恐ろしい父からこのような返事が返ってくるとは思っても見なかったので、言葉では言い表せないくらいに本当に嬉しかった。大粒の涙がポロポロとこぼれ始めた。私は溢れる涙をぬぐう事もなく、父にメールでメッセージを送った。なぜか今回は父にだけこのメッセージを送りたかった。 “父さん、本当にありがとう。私のことを理解してくれてありがとう。父さんにこのことをどう伝えよう。もしも言ったとしたら、きっと怒鳴られるよなぁ~~~。今まで好きな事をさせてもらって、散々心配をかけてきたから、ましてや同棲なんて、許してもらえるわけないよなぁ~~~って・・・。父さんの本位とするところじゃなかったかもしれない。本当はこういうことが起こって欲しくなかったのかもしれない。でもそこを理解してくれてありがとう。分かってくれてありがとう。彼と2人して本当に感謝しています。ありがとう、父さん。本当にありがとう。I love you, daddy. ” 最後になりましたが、みなさんからも沢山の励ましのメッセージをいただき、本当にありがとうございました。沢山の書き込みにも本当に励まされ、ヒントを頂きました。これからまたどんな事が私たち2人を待ち受けているか、分かりませんが、とりあえず、彼の両親と私の両親からのお許しを頂いたので、彼のアパートに今月末、クリスマス前に引っ越す事にしました。残念ながらうちの両親と彼の両親との面会は延期になってしまいましたが、またいつかそういう機会を持てたらなぁ~と思っています。本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼の言葉を述べさせてください。そしてこれからもまた私たち2人をどうかよろしくお願いします。 Love and miss you so much, お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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