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むうみんの脳内妄想

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2007.12.21
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 「国際社会の誤解の根元である河野談話を見直していくことも必要だろう」という部分を読んで脱力した。欧州議会で採択された決議に「whereas over the past years numerous high-ranking members and officials of the Japanese Government have made apologetic statements on the "comfort women" system, while some Japanese officials have recently expressed a regrettable desire to dilute or rescind those statements,」とあるように、欧州議会やアメリカ、カナダやオランダ等の慰安婦決議を採択した国が問題視しているのは「河野談話」を否定したり撤回しようとする日本の公人の動きである。「河野談話」を否定したり撤回しようとしている動きを批判する決議を止めさせるために、「河野談話を見直し」を主張するというのはお馬鹿過ぎて笑いが止まらない。決議を読んでないんだろうな。「河野談話」の正式な名称が「慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話」だということを知ってるのかどうかも疑わしい。日本を貶めるような社説はやめて欲しい。

 「日本のため」だの「国益」だのと叫びながら、その実やっていることは日本の国益を損なうような社説を掲載する読売新聞は「バイコクド」だと思うんだが、「街宣右翼(西村修平とかね)」は読売新聞社前で街宣しないのかなぁ。私はどちらかというと保守的な考え方をすることが多いのだけれど、小林よしのり以降に登場した軽薄な「ウヨク」ってのが好きじゃない。彼等が唱える「ホシュ」なるものは「流行」「ファッション」みたいなもので、国益や国民について真剣に考えているとは思えないからだ。誰のものか判らないような「名誉」など捨ててしまえ、と思っている。

慰安婦決議 欧州での連鎖反応が心配だ

 日本の信用を貶(おとし)めるような決議がこれ以上広がらないよう、政府は各国政府に強く働きかけるべきである。

 いわゆる従軍慰安婦問題をめぐる対日批判決議が、欧州議会で採択された。旧日本軍が、アジアの女性たちを強制的に「性的奴隷」にしたとして、日本政府に謝罪を求めている。

 今年7月の米下院の慰安婦決議が、ヨーロッパに“飛び火”した形だ。既に同様の決議が、オランダやカナダの議会でも採択されている。

 慰安婦問題への関心が、ヨーロッパで特段に高まっているわけではない。欧州議会の決議は、少数会派の緑の党が推進し、採決の際に出席した議員は全体の1割にも満たなかった。

 しかし、国際人権擁護団体の「アムネスティ・インターナショナル」が、各地でオランダ人などの元慰安婦の証言を聞く公聴会を開催し、慰安婦決議の採択を各国の議会に働きかけている。中国・韓国系の反日団体も背後で動いている。

 第2次大戦中、日本がオランダ軍を追い払い軍政を敷いたインドネシアでは、収監されていたオランダ人女性が、日本軍兵士によって連行され、強制的に「慰安婦」にされた事件もおきている。

 事態を知ったジャカルタの軍司令部は問題の慰安所を直ちに閉鎖し、女性たちを解放した。

 遺憾な事件であったが、軍が組織的に慰安婦を強制連行したのではないことを示す「反証」でもある。

 事件に関与した将校らは、戦後、オランダの軍事法廷で「BC級戦犯」として裁かれている。

 ヨーロッパでは、ほとんど問題とされていないが、第2次大戦中、ドイツ軍も東ヨーロッパなどの占領地に、500か所以上の“慰安所”を持っていた。

 「ナチスがユダヤ人の女性を兵士用の売春婦として連行した」とローマ法王に報告したカトリック関係者の文書をはじめ、いくつもの文書が残されている。

 慰安婦をめぐる対日批判決議を推進した欧州議会の緑の党には、ドイツ選出の議員も多い。自らの国の問題には口をつぐむつもりなのだろうか。

 日本が繰り返し批判される背景には、1993年の河野官房長官談話がある。日本の官憲が組織的、強制的に女性を慰安婦にしたかのような記述があった。

 そうした事実を裏づける資料はなく、「強制連行」を認めるよう迫る韓国側の圧力をかわすためだったことを、石原信雄元官房副長官らが証言している。

 国際社会の誤解の根元である河野談話を見直していくことも必要だろう。

(2007年12月15日 読売新聞社説)

 スマラン事件について「遺憾な事件であったが、軍が組織的に慰安婦を強制連行したのではないことを示す「反証」でもある」と書いているんだが、お笑いである。当時、南方軍幹部候補生隊長であった能崎清次少将等の計画、指揮の下実行された事件であるにも関わらず「組織的」ではないとは。この事件は娘を連行された父親が、偶然に陸軍省俘虜部から収容所視察に来た小田島董大佐に訴え出たことで発覚したもので、慰安所は外交問題に発展する恐れがあったために閉鎖されたに過ぎない。能崎清次少将は日本軍の処罰を受けることはなく、中将に昇進、勲一等瑞宝章を授章している。ちなみにスマラン事件は「河野談話」にある、「慰安婦の募集については、軍の要請を受けた業者が主としてこれに当たったが、その場合も、甘言、強圧による等、本人たちの意思に反して集められた事例が数多くあり、更に、官憲等が直接これに加担したこともあったことが明らかになった」の実例の一つである。

 それから、社説でドイツ軍の例について触れているけど、他国を持ち出すことで日本軍の行った行為を相殺できると思っているんだろうかね・・・。


以下のホームページで『政府調査「従軍慰安婦」関係資料集成』が見られます。とりあえず、慰安婦問題について発言しようとするマスコミ関係者、政治家、評論家はこの資料には目を通すべきだと思いますよ。
http://www.awf.or.jp/6/document.html





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Last updated  2007.12.21 23:09:31
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