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2004年09月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
それから、『僕』は歩き続けた。
歩いていくと、後ろからついてくるように、道であったはずの場所が水に戻っていく。
なんとなく、この水に追いつかれたらどうしようなどと考えてみた。
死んでいてもおぼれたら苦しいのだろうか?
それとも、なんでもありってことで、水の中でも呼吸が出来るのだろうか?
試してみようとは、思わなかった。
なんだか、面倒だったから。

どれくらいの時間、歩いたのだろうか?
不意に、目の前の景色が開けた。
広い道に出た。
そして、目の前には。
宮殿があった。
中国風のまるで「ラスト・エンペラー」に出てきそうな、壮大な宮殿。
『僕』はその雰囲気に圧倒されながら、進んだ。

……門番がいた。
おそらく、いや間違いなく、ここの中にいる人を守っているのだろう。
まるで、蝋人形のようにつるりとした顔。
日本人ではないらしい。
顔の造りがまるで違う。
『お待ちしておりました』
不意に、声をかけられた。
『こちらへお越し下さい。皆様、もうお待ちです。』
「待っていた?ということは、僕はここへ導かれたという事だな。分かりました。行きます。」
どうせ、他に行くところもなさそうだ。
『僕』は、彼らについていく事にした。

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最終更新日  2004年09月09日 00時09分59秒
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