リクが必死で戦っている憎むべき＜髄膜炎＞という奴。


おたふく風邪のなおりかけに、引き起こすことのある病気で、頭がとてつもなく痛くなり、高熱がつづき、吐き気を催すのが特徴らしい。

頭の病気だし、後遺症も気になる。

しかも、おたふく患者100人に一人ぐらいの確率だと…。
それを高いととるか低いととるか…。

いずれにしても、何故あの病気知らずのリクが、普通ならかからないそんな厄介な病気にわざわざかかったのか…。

改めて、病気の恐さを思い知る。


それはさておき…

昨日の夜中は40度近い高熱が続いた。

リクは終始、青白い顔で、薄目をあけたまま眠り続けた。

意識もモウロウとしてて。
この光景。
まさにホラーです。
普通に震えました。(*_*)

一度目の座薬が空振りに終わり、熱が下がる気配すらないまま夜中の２時を迎え…。
万を持していれた二度目の座薬がようやく効いたのか、熱がなんとか37度8分まで下がったのが朝の７時だった。

しかも、途中で何度もウワゴトを言うので、その度に簡易ベッド（というか担架に布団のせただけ）から跳び起き、

また、一時間に一度、 看護士さんが点滴の確認にくるので…


予想はしてたけど、ほとんど寝れないまま、朝を迎えた。

なので、かなりヘロヘロ状態です。

一人で重病人と向き合い続けると、こんなにも心身共に疲れてしまうのだ…。

旦那からの電話とか、友達からのメールとか、何かの拍子で張り詰めてたものが崩れると、もろくも涙がでそうになってしまうし…。

いかんいかん！弱気は禁物！
今は回復を目指して前だけを向いて、突き進むのみ… 。

誰よりも不安で、しんどいのは言うまでもなくリクなんだし…


とりあえず、熱は下がり少しホッとはしたが、いつまた急変するかわからない。

しかも、体力ゼロな体で、ひどい頭痛、吐き気と戦う様を見るのは、言葉にできないくらいツライ。


ほんと早く元気なリクに会いたい。


それに。

早くナツにも会いた～～い！

今頃じいちゃん家でスヤスヤ寝てるだろうか…

まだまだ試練の日々は続く…
＜終＞