テーマ:ニュース(100187)
カテゴリ:九州の話題
南米ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領が
昨日11に死去したことが長女のSNSによって発表されました。 享年86歳でした。 フジモリ元大統領は1990年にペルー初の日系人大統領として就任しました。 その後1996年末に発生した在ペルー日本大使公邸占拠事件では 突入用のトンネルを掘削することを発案して作戦にあたらせ、 4か月後に特殊部隊が突入して犯人グループを鎮圧して人質が解放されました。 しかし強権的な政治姿勢が国内外からの批判を浴びて大統領の職を追われ、 在任中の汚職事件もあって一時的に亡命していた日本からペルーに戻ろうとしていたところ、 経由地のチリで拘束された後、ペルー国内で有罪判決を受け収監されていました。 しかしガンを患っていたこともあって健康上の理由から昨年末に釈放され、 闘病生活を送っていた最中、昨日その生涯を閉じました。 フジモリ元大統領の両親は熊本出身で、現在でも親戚が熊本に住んでいます。 大統領の任期を終えた後もフジモリ元大統領は熊本にたびたび訪問していたほか、 両親が住んでいた熊本市西区には『ペルー通り』という名の通りがあったり、 逆にペルーには日本からの支援によって『熊本学校』が作られたりしました。 木村敬・熊本県知事は副知事時代の昨年11月に、 県出身者の移住120周年を記念した行事に参加するためにペルーを訪問していたことに触れ、 「日系人の方が築いてくれた日本への信頼という 貴重な財産を感じました。安らかな永眠をお祈りします。」 とコメントし、哀悼の意を表しました。 フジモリ元大統領のご冥福をお祈りいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年09月12日 23時35分27秒
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