九州新幹線博多~久留米間の値下げ要望出される
先日のお盆期間で博多~熊本間の利用者数がが昨年の5割増しとなった九州新幹線でしたが、ここにきて新たな問題が出てきました。というのは、今年3月に開通した区間のうち、博多~新大牟田間の利用者の伸び悩みです。その理由としては割高感があるとJR九州は分析しているようです。確かに博多(天神)から大牟田までの交通を比較すると九州新幹線(博多~新大牟田):3,640円 約30分西鉄(福岡(天神)~大牟田):1,000円 約70分(特急)と、新幹線は所要時間の割には高めの価格設定となっています。さらに新幹線が昼間は毎時1本であるのに対して西鉄特急は昼間は毎時2本走っていますので、利便性も西鉄が有利です。そんな中、久留米市や商工会議所などで組織された『久留米・新幹線活用プロモーション実行委員会』はJR九州に対して博多~久留米間の値下げなどの要望書を提出しました。(現在自由席で1,550円のところを1,000円程度に。)確かにこのままだと福岡県内は西鉄電車に利用客を奪われかねない状態です。博多~小倉間で新幹線と西鉄(高速バス)がうまい具合に競合し合っていますが博多以南でもそうなるようにJR九州が経営努力を行ってくれることを願っています。それでは、今日はここまで。