森でのんびり

霧の玉原2010.05.23 posted by (C)あっこ森


姪・はるながひと月ぶりにやってきた。




パパ（わたしの弟）と二人でマイカーに乗ってやってきた。




０歳の妹は保育園


３歳の姉、はるなはパパを独占してやってきた。




ぴょんぴょん跳ねて


「はるちゃんだけ大山にやってきたよ♪」と喜ぶはるな。




みんなでご飯を作ってみんなで食べて


みんなで近くの子ども動物園へ。




前回はるなは、ポニー乗馬デビューをしていて


おうちに帰ってからもその日お仕事をしていたパパに


何度もポニー乗馬の自慢話をしていたそう。




パパは、娘のポニー乗馬姿が見たくて


いつもなら久しぶりの実家で


のんびりと昼寝を決め込むのに


めずらしく公園についてきた。



霧の玉原２2010.05.23 posted by (C)あっこ森


ところが、３歳はるなは


「今日は、お馬さんには乗らない。」


「やぎさんにもご飯もあげない。」と言い切る。




私には、はるながどうしてそういう主張をするのか


最初はその理由がわからなかった。




パパは不動産屋をしていて週に１度か２度の休み


パパとはるなが接する時間は極端に少ない。




パパといっしょに過ごして甘えられる時間は


はるなには特別で


普段、ママやわたしたちと公園に行くときとは


また別の顔をみせていた。



雨に濡れて2010.05.23オオカメノキ posted by (C)あっこ森


パパに甘えたいんだ。




その欲求に気がついてから彼女の行動が見えてきた。




なんだか今日はどの遊具も彼女は、怖がって見せていた。




大好きな木登りも怖い、滑り台も怖い


何度もしたことのあるヤギさんのえさやりも、ポニーの乗馬も怖い


でもパパがやってきてお手伝いしてくれると


はるなはやってみようとする。




パパの手を握って公園のあちこちへ。




パパといっしょにいることが彼女にとっての幸せと


結びついていることが手に取るようにわかった。




パパも少々疲れてきていたので


はるなを誘ってわたしと二人でウサギを見に行った。




ふたりっきりになってからそっと


「パパね、はるちゃんがポニーに乗るところ見たかったみたい。


ちょっとね、パパね残念そうだったよ。」


そうはるなに耳打ちしてみた。




ウサギと小鳥小屋を見て


それからはるなは、池のそばにもどった。




はるなは池のそばにしゃがみこみ


頬杖しながら水面を見つめて考えていた。




３歳はるなが自分の気持ちと


パパの気持ちを考えてお座りしていた。




おばあちゃん（わたしの母）が心配して


はるちゃんどうしたの？とたずねるので


はるなにパパの気持ちを話してみたこと


そしてはるなはきっと今そのことを考えていると教えてあげた。




まだ３歳の姪、それでも３歳なりにパパの気持ちを察して


３歳なりに自分の気持ちを見つめている。




はるなの成長を垣間見たような気がした。




結局、ポニー乗馬はしなかったけど


それ以上にはるなが確実に成長をしていることが感じられて


私たち家族にはうれしかった。




３歳児が水面を見つめて静かに考える姿


背中はちょっとせつないけど


少しずつ大人になっていく


はるながそこにいるような気がした。



霧の玉原３2010.05.23 posted by (C)あっこ森

写真は玉原にて５月２３日に撮影しました。

東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。




おかげさまで
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