夏グッズ2010.08.15浅草 posted by (C)あっこ森
「さとうきび畑の風を感じたい。」
と話される読谷村を離れて20日目の
金城実(彫刻家)さんにお話を伺ってきました。
金城さんは普天間問題と向き合われ
自分たちの土地で人間らしく暮らすための
運動を昔からなされている方です。
参加者と話されていても
間違いの指摘をすぐに認めて
訂正をされたりして
柔らかな心をお持ちの方だなぁと思いました。
彫刻家である金城さんのおもな作品は
長崎平和記念公園の「平和の母子像」や「吟遊詩人」
読谷村の集団自決を描いた
「チビチリガマ世代を結ぶ平和の像」などです。
金城さんのお話いろいろ楽しかったので
一部を紹介させていただきます。
「子どもを殺された親にこういうんです。
『弁護士を頼んだら下りるお金もおりません。』
子どもを亡くした親にそう言う。」
「米兵の殺した本人には、支払う能力がない。
だからアメリカ政府が4割を負担し、
日本政府が6割を負担する。
本人はなんともない、レイプしてもなんでもいい。」
「さとうきび畑のそばに
20代~30代の米兵が7~8人住んでいる。
気になる。
ときどき、呼んでいろいろはなしている。」
「思いやり予算で、
電気代もガス代も水道代も本人負担がない。」
「僕のことを、反米思想の持ち主として米兵も警戒している。」
「スキンヘッドの米兵に『ストレスか?』と聞いたことがある。
彼は、「戦場から帰ってきたら奥さんが逃げた」と話す。
彼は、子どもが近づいてくると
爆薬を身体に仕掛けていることがあるので
銃口をむけてしまうことがある…だから結婚しない、と話す。」
「僕は、国家と個人は分けて考えている。
おまえたちと喧嘩しても帰れとは言わない。
その代わりお前たちも沖縄の歴史を勉強しろ、と言う。」
「わたしのおばさんは、所謂パンスケと呼ばれる
米兵たちの娼婦だった。」
「米兵たちが、沖縄から居なくなったら飯食えていくのかときく
大和人(ヤマトンチュウ)がいるが
米兵から入るのはたった5%だけ。
基地があるから食べていけるか
という人がいるが嘘だ、具体性がない。」
“国家と個人は分けて考えている。”
本当にそうだなぁと思うのです。
どこの国の出身であっても
どの地域の出身であっても
個人とその国の政府とは問題は別。
個人と国家は別だけど
国家が暴走するとものすごい力がはたらいてくる。
個人が集まって
国家になるのにどうしてそういう方向へ行くのか
変だなぁと感じることがある。
原子力のことだって個人で話せば
反対の立場の人が多いのに
どこかでねじれる。
「基地がなければ食べていかれない。」
「原発がなければ食べていかれない。」
そこに暮らしても居ない人が
なんの根拠もなく
そこに暮らしている人の心中など見ないまま
暴言ともとれることを
正しいことのように声高に言ったりする。
時には、ありとあらゆる手段を使って
それまでの暮らしをかえるため
中央の論理で力を働かせようと仕組んでくる。
大きな力を前に
「負けるからと言って やらないと足腰立たなくなる」と
奮い立たせ、向かっていく力。
郷土を愛してこそか、
そこに暮らしている自分たちが
人間らしく暮らしていけるよう
足を踏ん張って、
声をあげていらっしゃる金城さんたち。
人任せなんかにせずに
大きな力にも負けずに
声をあげる。
自分がそこで生きる意味
人間らしく暮らしていく意味
そんなことを問い続けていらっしゃるように感じた。
金城さんの周りには
金城さんを慕ってあつまっていらっしゃる方が
本当に多い。
心の熱さが他人をひきつけているのかもしれない。
初めてお話を伺って
まだわからないことばかりだけれど
ものすごい、パワーを感じました。
夏の寄せ集め2010.08.15浅草 posted by (C)あっこ森
写真は浅草にて8月15日に撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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