紫陽花2011.06.05小石川植物園 posted by (C)あっこ森
アゲハの幼虫のために
グレープフルーツを育てている。
食べていたグレープフルーツの種を蒔いて
芽が吹いてから、何年も育てて
今、幹の太さが２～３ｃｍ。
とげが痛いし、花も咲かないし、実もつかない。
でもアゲハはやってくる。
毎年、この時期に、みごとに幼虫が育つ。
でも、自然界は想像以上に厳しい。
アゲハの産卵数は、
300個から1000個程度と言われている。
前回見たときは３匹。
そのあと見たら６匹。
今日見たら３匹。
大人になるまでに２５枚の葉が必要だと言われていて
このグレープフルーツの木１本じゃ
とても全うに育てることができるとは思えない。
こんな小さなグレープフルーツの木にも
どうしてアゲハはやってくるんだろう。
アゲハには、広い縄張りがあり
縄張り争いもあるらしい。
産卵数から成虫になれるアゲハの数を
数えたらものすごい効率が悪いというか
強靭な肉体と、強運のもち主しか生き残れない。
強い子孫を残してこそ
次の時代の繁栄があるんだとしたら
自然界での自然淘汰も大事なのかな。
私は、アゲハを呼ぶために
このグレープフルーツのとげ攻撃を我慢して
育てている。
羽化の瞬間に立ち会いたい、その思いで。
当然、羽化の前には、幼虫時代がある。
ベイビーアゲハは、見つかってはいけない。
鳥や寄生虫も危ないけど、うちには、なにより
強敵の母がいる。
早めにわたしがアゲハの数を
数えていることをアピールしているのは
君たちの存命に大変意味のあることです。
「大きくなって羽ばたいておくれ。」
ガクアジサイ2011.06.05小石川植物園 posted by (C)あっこ森
写真は６月５日に小石川植物園にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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