「空さん、遊ぼうよ。」
風さんが、せっせと雲を運ぶ。
冬の乾いた空だからね。
雲を集めるって言ったって
ほんのちょっとなんだけど。
それでも風さんは、
一生懸命頑張った。
水蒸気が小さなチリと混じりあって
小さな水の粒になる。
気流と重力の駆け引きで
気流に乗れた小さな水の粒。
その小さな水の粒をかき集め
小さなちぎれ雲を作った。
これが、冬の東京の風さんの
精一杯の仕事。
ドードードドウなんて
イーハートーブみたいな
風は吹かせられないから
口をすぼませて左手を口元に添えて
フッと吹いた。
「シベリア高気圧たちがグンと張り出して
カラカラ空気の青い空を作っているからね。」
通りがかりの白い飛行機が
そう風さんに声をかけて挨拶もそこそこに
ウインクしながら
白いちぎれ雲の中を突っ切っていった。
雲さん、風さん、白い飛行機が
息を合わせて
「せーの!」と掛け声をかける。
「パーン!!おめでとう!!!」
一瞬のことだから
瞬きなんかしたら
見過ごしちゃうよ。
見えた?
そう。
雲のクラッカー2011.12.10光が丘 posted by (C)あっこ森
飛行機、飛び出すお空のクラッカー!!!
おめでとう!
木の子が、ありがとうって
お空にむかって手をあげた。
冬のお空を見上げて、のんびり。
写真は12月10日に光が丘にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
おかげさまで
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