帽子屋さん2012.01.28高崎 posted by (C)あっこ森
代々木八幡宮で開かれていた
青空てづくり市。
作家さんから直接買えるのが楽しい。
個展とも呼びたいぐらいに各店舗は
個性的にレイアウトされている。
雑司が谷の鬼子母神社でも
てづくり市があるけど
出展者の多くは両方で出展しているみたいだった。
目に留まったのは、小さな竹笛を売るお店。
商品の数が少ない。すごく少ない。
その前に箸ケースにもなる箸が入った
竹笛を売っている方をみたばかりだけど
この方は、バードコールを売っているみたい。
わたしと目が合うと、コトリの鳴き声で
わたしに話しかける。
子どもみたいに引き寄せられていった。
「どうぞどうぞ。」
たぶん、わたしよりちょっとだけ若くみえて
人のよさそうな若者が
わたしに試し吹き用のコトリの笛を手渡す。
こういう単純なつくりの楽器って
ぜったい鳴らすの難しいでしょ…。
そう思いながらコトリ笛を手にする。
あぁ。ぜったい鳥寄らんわ。
春の鳥たちのさえずりみたいに
美しい響きを聞いたばかりだから余計に
この世の物とは思えぬ恐ろしい音が出そう…。
(まぁ。いっか。遊びなんだから。)
そう腹をくくる。
優しい若者店主が、どんくさい私の右隣に立って
持ち方、吹き方、教えてくれた。
若者店主は、ピピピピ。
わたしは、ロロロロ。
どう考えてもコトリの枠を
はみ出すわたしのコトリ笛。
若者店主はわたしに指導する。
もう少し強く。
ピピピピピ。
若者店主が綺麗に鳴く。
わたしが、ポポポポ。
年老いたドバトみたい。
コトリになれない自分の音に思わず笑う。
楽しそうだけど
買うとめっちゃストレス増えそう。
次のお客さんが来たのでバトンタッチ。
わたしのロロロロとかポポポポとか聴いて
この素敵なコトリ笛のことを
悪いほうで勘違いされたら悪いので
「わたしには残念ながら
センスがなかったけど綺麗な音のする笛ね。」
そういうと若者店主は、
「いえいえ。センス無いことありません。」と
すぐにフォローに入る…さすが、商売人だ。
結局買わなかったんだけど…。
環境のことを考えればバードコールは、
ナンセンスだって言われる昨今。
でも、森とおしゃべりのできる楽器と思うと結構面白い。
カラスの鳴きまねしたり
金具と木をすり合わせるバードコールでお話したり
鳥との間合いを保ちながら呼び続けていると
森の気配を察することができる。
コトリ笛を買って
若者店主に習えばいいんだろうけど…。
結構、音が大きい。どこで練習すると言うのだろう…。
次、もし会うことがあったら買ってみようかな。
マンションでドバトが鳴いたら
…ご近所迷惑になるだろうなぁ…。
そんときは、言おう。
「コトリです!ごめんなさい。」って。
お父さん犬2012.01.28本元寺 posted by (C)あっこ森
写真は1月28日に高崎にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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