私にとっての御酢専門店。
池袋にある、自然食品の店『安心の里』。
先日、2月10日に開店から25年を経て閉店となった。
店主さんは、知識豊かで
食べ物についていろいろ教わることも多かった。
移転なのか、廃業なのかと伺うと
完全に辞めて、画家に転職するという。
店をやっていると時間がない。
赤字にはならないけれど
維持しているだけ。
年金ももらえるようになったからと
店を閉めることにしたらしい。
そしてその内情をさらに伺う。
原発事故以来、自然食派の人びとは
“国産”を避け
地中海産のものなどへと
海外輸入の品に頼るようになったそう。
マクロビオティックの基本として、
身土不二(しんどふに)という考えがある。
身土不二(しんどふに)の意。
居住地の自然環境に適合している主産物を主食に、
副産物を副食にすることで心身もまた環境に調和する。
「地元の旬の食品や伝統食が身体に良い。」という意味
(石塚左玄氏の食養から発する)
身土不二(しんどふに)は、本来は、仏教用語。
「身」(今までの行為の結果=正報)と、
「土」(身がよりどころにしている環境=依報)
は切り離せない、という意味。
大正時代に「食養会」が創作したのが身土不二。
食養会(しょくようかい)とは、
石塚左玄氏が提唱した
“玄米菜食を基本とした食養”を
普及・実践する団体である。
身土不二の考えからいっても
海外からの輸入に頼るというのは…と
言葉を詰まらせる、店主さん。
「輸入に頼るというのはどこか変ですね。
でも、放射能汚染というのも一方では現実ですしね。」
私たちは、同時に、ため息をつく。
自然食思考でこの店に通っていたわけじゃなかったけれど
たまたま気に入った御酢を近所で取り扱っているのが
『安心の里』さんだった。
私には、御酢の専門店だった。
スーパーとは違って
買い物するたびにいろんなことが教えていただける
知識の高い店主さんから買い物をする。
値段にはかえられないものを売っている店だった。
京都の千鳥酢を扱っている近所のお店を
また探し始めているけれど
見つかるだろうか…。
小山商店さん(東京都多摩市関戸)には
あるのを知っているけれど
もう少し近所だと…いいなぁ。
次の花を咲かせます。2013.02.17小金井公園 posted by (C)あっこ森
写真は2月17日に小金井公園にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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