カラスは、じつは、とっても綺麗好き。
カラスの行水なんて言葉があるけれど
バシャバシャとやってパッと飛び立つ
イメージの言葉でしょう。
でも実際にカラスが行水をはじめたら
どの鳥よりも長く1時間近く
バシャバシャとやっている。
でね、そんなカラスちゃん。
上野暮らしのカラスちゃんは、上野のドン。
暮らし方だって上野流なの。
お行儀よく水飲み場で水をすする。
首をかしげて、くちばしを斜めにして
水位の少ない水もこぼさず
あたりを汚すこともなく
もちろん大事な羽を濡らすこともなく
なんともお上品な所作で
お水、いや、お冷をいただく。
子どもが思わず「可愛い~。」と声を上げる。
わたしも今そう思った。
つややかな羽に
つぶらな真ん丸お目目。
お行儀のいいカラスちゃん2013.05.05上野 posted by (C)あっこ森
品よく水飲み場で水を飲むこのお姿に思わず釘づけ。
ところが、そばにいたその子のおばあちゃんがピシャリ。
「よしなさい。危ないじゃない。」
いや、子育て中のカラスは確かに危ないのだけれど
このカラスちゃんは、水飲みに来ただけだもの。
大人の尺度で押し付けちゃったらモッタイナイ。
感動できる心、感じとれる心
この子の感性こそ、宝。
他の人が感じ得ない何かをキャッチできる
この子の感性は粒だっているように思えた。
子育て中のカラスの巣に近づくのは
確かに危ないから気をつけなければいけない。
カラス=危険、ということだけにしてしまっては
見えるものも見えなくなっちゃうよ。
感動の風船が、その場で二つ割れかけたけれど
私は、大事に持って帰ってきたよ。
あの子もおばあちゃんに見えないように
大事な風船を一つ抱っこできているといいんだけれどなぁ
写真は5月5日に上野にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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