北海道アイヌ協会理事、
秋辺日出男さんのお話を伺って数日経った。
すごく印象的な話があって
じわじわとその意味を考えているところ。
秋辺日出男さんは2度結婚をされていて
一人目の奥様のご実家は、埼玉だったそう。
それで二週間ほど阿寒を離れて、
奥様の実家で生活されたときのことを
こんなふうにお話しくださいました。
奥様のご実家で感じられた、
“家庭の在り方の違い”についての話。
「倭人っていうのは、オートマチックに教育されている。
朝、顔を洗う。洗濯した服を着る。歯磨きをする。
ところが、うちは、そんなことをしたことがない。
そのうえ小学生でも喰うもんもない。
それにやなことがあったらその場を逃げるんだ。
ところが、倭人社会は“我慢”がついてくる。
しかし、その“我慢”ていうのが、
倭人は、生きる術として持っている。」
この秋辺日出男さんの感じ方
これまで自分が気が付いていなかった視点なのです。
父が観ていたテレビ番組の
海外で暮らしている日本人も
現地の子どもたちに「清潔やマナー」をしつけていらした。
わたしも子どものころから、
「清潔やマナー」をしつけられて育っている。
そして、自分の中で快と不快という位置にまで
分類される感覚として身につけている。
まるで、それがさも正しいことのように。
それがそうじゃないと感じる人々がいるって言うことを
忘れてしまいそうになるくらいに。
こういう価値とかって
じつは、とても小さな社会の決まり事で
当たり前、ではないんだな~と。
自分が正しいと思うことって
ある側面でしかそれは捉えられていないのかも。
秋辺日出男さんは、一人目の奥様には
ずいぶん怒られたのだそう。
その生き方を認めていくっていうのは
一緒に暮らすとなると、目前の出来事の訳で。
それも快と不快のラインのこととなると
個を認めようとすると
自分自身を殺すような心境も
きっといっしょに存在するんだろうと、想像。
多様な生き方ができる社会へ近づいたほうが、
いいと思っているんだけれど。
自分の“よかれ”が
相手の快と直結なんてしないのだろうな。
そういう危うさがあるってことを
心に留めておきたい。できれば…。
いつも気になるこの窓のむこう2014.02.08中丸町 posted by (C)あっこ森
写真は2月8日に中丸町にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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