キャッキャッ大興奮で大運動会。
机の上に乗ったり棚の上に乗ったり
子どもたち入り禁止の職員室に入ったり
走っちゃいけない場所を駆け回ったり
下級生の女の子を蹴ったり、ぶったり
ルールで決まっているNGを連続技で繰り返し
注意はすべて無視。
でもそんな子も遊びの定番はあるもので
夕方6時を過ぎるとわたしと一緒に遊ぶというのが
一日の締めくくりになっている。
注意を受けまくりつつも
無視して暴れまくった後で
わたしにさいころをぶつけながら
「あっこぉ~、どんじゃらやろぉう。」
って誘ってきた。
いつもは「いいよぉ~。」と
快く付き合ってきたけれど
今日はきっぱり「遊びたくない。」と言ってみた。
「なんでぇ?」と聞くので
「危ないことばっかりするし、
あんなに猿みたいに高いところに登って暴れまくるし、
下級生に乱暴するし、
言うことをひとつも聞いてくれないし、
とても一緒に遊びたい気持ちになれない。」
っていうと、おとなしく目の前から去って行った。
他の子の相手をしながら
横目でチラッと見ると
部屋の隅のテーブルに白い紙を広げて
寂しそうに一人でお絵かきをしようとしていた。
急にしずかになって
ひとりで遊んでいるところをみると
背中に哀愁が漂っているし
なんだか、可愛そうになる。
びっくりするぐらい、
素直なんだよな…この子は。
ウインドベル2014.05.11小金井 posted by (C)あっこ森
しばらくわたしが、他の子の工作の
相手をしていたテーブルに
自らやってきて、今度は作戦を変えて
「マジックしてアゲル。」と
可愛くアピール。
やんちゃだけれど、可愛いんだわ。
アピール方法変更作戦で近づいてきて
なんとか話をしようとしてくる。
少し反省していたみたいだし…
仕方ない、付き合ってあげよう。
やんちゃぶりだって、
表現方法の違うアピールだしね、本当は。
やんちゃ坊主の
マジックショーの相手をする。
マジックが済んだところで
すごいね~とみんなで褒めた。
「最近、メガネしてないんだね?」と
他の話題もふると、
「メガネしているところ見せてあげる。」と
本当に嬉しそうに見せてくれる。
見て欲しくて仕方がないんだろうなぁ。
マジックのアンコールが他の子からも入り
嬉しそうに見せていた。
「遊びたい気持ちになれない。」
この言葉が、心に届いた気がした。
遊び相手っていうのは、どこか対等で
遊んでもらっているわけじゃない。
相手がその気にならなくては
遊ぶことは、できない。
自分だけが楽しくても相手の気分が悪ければ
遊べない…どこか対等な関係で
話をした感じがして。
本当は、野原みたいなところで、
怪我も承知の上で怒らなくていい
自分で考える生活型キャンプをやりたい。
よくも悪くも糧は
ぜんぶ自分に帰ってくるような。
ただ施設となると、大勢の人が利用するから
一定のルールが必要で
その枠におしこめるのは本心では心苦しい。
だから怒るというやり方じゃなくて、なるべく
自分で考える、ようにと配慮して言葉を選ぶ。
やんちゃ坊主に届いた言葉は、
遊び相手としての対等な言葉。
それも責める言葉じゃなくて、
こちらのツラさをアピールしただけ。
もっともっと見てあげたい。
やんちゃをする暇がないぐらいに。
ウインドベル22014.05.11小金井 posted by (C)あっこ森
写真は5月11日に小金井にて撮影しました。
東京在住、
撮影は自宅から自転車で行った場所が中心です。
ごく身近な自然に目を向けています。
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