カテゴリ:美術館博物館
2024/10/02 異形土器:どのように使ったのかわからない、およそ実用的とは思えないような不思議な形をした土器 ということで行ってきました、松戸市立博物館。ビジュアルがもうすでに不思議。 異形台付土器、釣手土器、香炉形土器、注口土器、などなど全部で170点。 説明板にQRコードがついているやつは、読み込んで3Dモデルを見られるようになってました。でも、私のスマホでは電波状況が悪くてその場では読み込めず残念。 もうとにかくたくさんあって、すごかったです。 <異形台付土器>縄文後期 佐倉市井野長割遺跡 髭もじゃさんw 左上:<異形台付土器>縄文後期 市原市祇園原貝塚 右上:<異形台付土器>縄文後期 佐倉市井野長割遺跡 下:<異形台付土器>縄文後期 鎌ヶ谷市中沢貝塚 異形台付土器は顔に見えてしまって面白い。だんごっぱなさんと、バッテン目の人。 下の土器は、内側に網代の痕がついているもの。通常は土器の底面に残るのだけれど、これで異形台付土器の作り方がわかる。先に台の部分を作ってひっくり返し、その上に胴部を作っている。全ての異形台付土器に残っているわけではないので、これは作った人が痕を消さずにそのままにしたのだろう。 <異形脚付土器>縄文晩期 市原市菊間手永遺跡 <異形台付土器>縄文後期 町田市なすな原遺跡 今にも歩き出しそうな土器。支えがなくても自立するらしい。 そしてタコの足っぽい土器も 上:<異形脚付土器>縄文晩期 佐倉市吉見台遺跡 下:<手燭形土製品>縄文晩期 市原市能満上小貝塚 千葉県指定文化財 今回の展示一番はこれかな(上)土偶の足っぽいけど土偶じゃないし、上の部分に何か入れられるのかというと全然そんなことないし、でも波形の模様はすごい綺麗だし。 何のために作ったとかもうそういうのはどうでも良くなる感じw 下のやつは以前、千葉の縄文でも見たやつ。カタツムリっぽくて好きなやつ。 釣手形、香炉形、手燭形は煤がついてるものも中にはあるけれど少数で、必ずしも灯りを灯す用ではなかったらしい。 <香炉形土器>縄文後期 岩手県軽米町長倉Ⅰ遺跡 これ、この細工とてもいいので、現代に甦らせてくれたら欲しい。買う。 そして香炉として使うぞ。 そして展示に合わせて「これはどき?こんなどき!」というのをやっていて、博物館周辺の施設を回ってクイズに答えて全部回答したら、缶バッジがもらえるんだけど、大人もOKですよ〜と言っていただいたので、当然やってきました。 それぞれの施設に3Dプリンターで作った土器が置いてあって、その土器がどれかを当てます。缶バッジはガチャを回すようになってて、私は注口土器の缶バッジでした。 11月4日までやってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.06 17:23:40
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