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テーマ:お勧めの本(7331)
カテゴリ:本
かなり時間かかりましたが、着実に毎晩寝る前に読んでました。
『フェルマーの最終定理』 サイモン・シン著 難しい方程式を読むと眠くなるので、寝付きも良かったんです(笑) でも、本当に、読み終えるのがもったいない感じの本でした。 もっともっと読んでいたかった。 司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読了して以来の一種の虚脱感に襲われています。 最初からゴールは見えてました。 真犯人が既に分かってるミステリを読むのに似てたかも。 『フェルマーの最終定理』 xn+yn=zn この方程式はnが2より大きい場合には整数解をもたない という誰も証明出来なかったものを、 アンドリュー・ワイルズという数学者が完全に証明した。 単にそれだけの話といってしまえばそれだけの話なのですが(実は大ごとですが 笑)、 そこにまつわる古代からの数学に関するエピソードの数々や歴史上の数学者たちの挑戦、 そして挫折。そして、いかにしてワイルズがそこに到達したかを順を追って分かりやすく 書かれていたので、ページをめくるのが楽しくて仕方がなかった。 そして、この証明には日本人研究者の理論が深く関わっているというのも 意外だったし興味深かったですね。 今からちょうど52年前の9月(1955年)、日光で開催された整数論の国際会議で、 谷山豊と志村五郎という日本人研究者が提唱したある理論、 『すべての楕円曲線はモジュラーである』 ま、これだけでは何がなんだか分かりませんよね。 私も良く分かりません(笑) でも、これが『フェルマーの最終定理』を解決するための道具として 実に重要な位置を占めていたのですね。日本人の頭脳も凄かった。 『フェルマーの最終定理』について知りたい方はこちら それにしても、このサイモン・シンという著者は凄い。 数学の難しい話を分かりやすく書く技術。読んでて理解出来た気にさせてくれるのが凄い。 (読み終えた直後から私の脳内からどんどん消えてしまってはいますが 笑) なので、次はこれにチャレンジしようかなと。 『暗号解読』 サイモン・シン著 今度は暗号の世界へ! オラ、なんだかワクワクしてきたぞ~(笑) 数学関連の本では、こんな本も売れてました。 結構売れて驚いた記憶がありますね。 あと、こんなのもおすすめです(笑) 『コマ大数学科特別集中講座』 ビートたけし・竹内薫著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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