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カテゴリ:世界が見たニッポン
四川大地震の被災地に入った日本の救助隊。
夜を徹して救出作業に当たっているとの報道がありました。 人命救出に必要とされる最初の72時間は既に大きく過ぎていますが、 少しでも多くの命が救われることを祈っております。 で、多数の震災報道がある中、こんな記事が目に留まりました。 震災が『反日』の壁砕く 『反日』消えた? 救援隊派遣でネットに『謝謝』の嵐 ZAKZAKより 日本の救助隊が被災地に派遣されたことが、中国では大きく報道されているそうです。 そして、ネットでは日本への感謝の書き込みが溢れ、このところ冷え込んでいた 両国関係の中、友好ムードが出てきていると。 先日の胡錦濤主席の訪日直後だというのもあるのかも知れませんが、 いち早く援助を申し出た日系企業の動きや、この日本の救助隊派遣によって、 中国人の日本人に対する感情が、大きな変化を見せているのでしょうか。 ただ、中国は報道を規制していることが知られ、反日につながる情報をシャットアウトし、 日本のマスコミも必要以上に、『中国は感謝している』と報道しているのかも知れません。 それに、報道の常で、ごくごく一部だけの話なのかも知れません。 それでも、私は好意的に受け止めたい。 かつて関東大震災や阪神・淡路大震災など、多くの被害を受けてきた日本。 いずれも海外からの温かい支援に、どれだけ救われたことでしょうか。 (ちなみに関東大震災の時の興味深いエピソードとして、こんなのがあります。 世界各国から支援の手が差し伸べられた中で、ソ連も物資を満載した『レーニン号』を 派遣します。しかし、当時の政府は、唯一ソ連の支援のみ拒否していました。 革命思想を植えつけられるのを防ぎたいということだったのでしょうか。) 困った時はお互い様なんですけどね。 遅きに失した感は否めませんが、 こんなところからでも、互いに接近するのは良いではないですか。ねえ。 今後オリンピックに関しても変化していくことでしょう。 人がたくさん亡くなっているのに、お祭り騒ぎはいかがなものかと、 中国国内でも賛否両論あるでしょう。 でも、徐々に『復興』のシンボルとして捉えられていくのではないでしょうか。 2002年アメリカ、ソルトレーク・シティ冬季オリンピックを思い出します。 前年に起こった9.11テロを克服するかのようなセレモニーもありました。 北京でも同様のことが考えられます。 ただ、偏狭なナショナリズムにならずに、世界と手を取り合えるような雰囲気に なってくれればなあと。そして、中国も少しづつ変わっていけばなあと。 まだガレキの下でうめいている人がいるうちから、そんなことを考えていても 仕方のないことかも知れませんが、なんだか気になってしまったもので。 ・・・とにかく、 日本の救援隊がんばれ! そして、中国もがんばれ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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