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2008.08.10
テーマ：お勧めの本(7327)
カテゴリ：本
・・・さっき、この本を読み終えました。
『告白』 湊かなえ著 双葉社  この手の本は私的には珍しいのですが、新刊コーナーで目に止まり、 『愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです』 という帯のコピーに惹かれて手に取ってみました。 第２９回小説推理新人賞受賞作。 今作がデビュー作なんだそうですが、 のっけから一気に読ませる文章力と展開に驚きました。 ある中学校を舞台に、教師、生徒、親、それぞれの立場での『告白』が 延々と続いていきます。 そこで語られる『真実』とは・・・ この、互いに微妙に異なる視点で語られる『告白』は、 さしずめ映画『羅生門』のよう。 少しずつ『真実』に迫っていき、先が知りたくて仕方がない。 あまり書いてしまうとゾクゾク感が味わえなくなってしまうと思うので書きませんが、 ラストでは『真相は藪の中』とはならないので安心して下さい。 というか、ラスト数行で語られる真実に呆然。 この本を見つけたら、絶対に最後のページは読まないように注意して下さいね。 これはかなりオススメ出来る本だと思います。 途中で読むのを止められませんでした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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