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カテゴリ:ドラマ
毎度私的に気になる番組を放送してくれるNHK。今は特にドラマに注目してます。
昨年は大河ドラマの篤姫がヒットし、今年も直江兼続が好調。 『レキジョ』なる歴史好き女子も巻き込んで、歴史関連書籍の動きも非常に良いです。 でも、すんません。私は大河は観ないのでこれについは何も話せません(笑) 大河ドラマで全話まじめに観たのは、中井貴一の武田信玄が最後だったという人間なので。 だって、ほとんど近現代史ものがないんですもん。戦国か幕末ばっかしで。 その昔『山河燃ゆ』という作品がありましたが、それがほとんど唯一ではないかしらと。 なので、いつしか大河ドラマから興味が失せていったのでありますが、 今年はあの大物作品が『スペシャル大河ドラマ』として放送されるというのですから、 これは鼻息も荒くなるというもんです。 そう、まずは『坂の上の雲』です。 司馬遼太郎が描いた明治日本の群像劇。 国難の時代に当時の日本人たちはいかに考え、行動したか。 読んでいてこれほど熱いものを感じる作品はないですね。大好きな作品。 私は壁にぶつかった時には必ず読み返してますが、 そこから色んな人生のヒントが得られるのがいいですね。 今年の11月29日から2011年秋にかけて、 全13回という破格のスケールのドラマになるそうなので、 その出来栄えはどうなのか、今から待ち遠しくてしょうがないです。 正岡子規の本も売れるかと思うと、そんな点でもワクワクしてしまいます(笑) NHKスペシャル大河ドラマ 『坂の上の雲』 公式HP では、次の作品。 『坂の上の雲』の時代から数十年。 昭和の時代もまた大変な国難に見舞われていました。 ことに終戦当時の満洲の混乱は筆舌に尽くしがたいものがあったと思います。 その地で残留孤児となり、その後必死の努力の末、 『中国残留孤児』という言葉すらなかった1970年に、たった一人帰国を果たした父を、 実の娘が描いた感動のノンフィクション作品がこれ。 『あの戦争から遠く離れて』 以前書いた記事 ドラマのタイトルは『遥かなる絆』。 昨年読んだ時、いつかドラマにならないかなあと思っていましたが、 思ったよりも早かったですね。今年の4月から全6回で放送予定だそうです。 NHK土曜ドラマ 『遥かなる絆』 公式HP 昔、NHKドラマで放送された『大地の子』は中国政府が全面協力したこともあってか、 キャストも風景も雰囲気出ていて凄く良い出来でしたが、 果たして今回はどうなのでしょうか。気になります。 とりあえずハンカチ用意して待ってますんで。 そして3つ目の作品がこれ。 『占領を背負った男』 ドラマのタイトルは『白州次郎』。 『日本一カッコイイ男』と称される白州次郎の生涯を追ったドラマです。 曰く、戦前において英国流ダンディズムを身につけ、高級外車を乗り回した男。 曰く、日本ではじめてジーンズを穿いた男。 曰く、GHQ総司令官マッカーサーを叱り飛ばした男。 そして奥さんが華族の令嬢で『美の巨人』白洲正子。 スケールがでかすぎて坂の上の雲の上の人という感じの人ですが、 明治日本が築いたものが瓦解していった、敗戦から占領、独立に至るまで、 吉田茂のブレーンとしてプリンシプル(原理原則)を以って信念を貫いた人物。 『占領を背負った男』という本を読みましたが、その名に恥じない凄い人だと思うと共に、 今の時代に生きていたら、どんな言葉が出てくるのか。 ちょっと聞いてみたい人物なのでありました。 2月28日から全3回放送予定です。 NHKドラマスペシャル 『白州次郎』 公式HP 長くなりましたが、今、私が気になっているドラマ3作品は以上です。 どれも、単に過去の話をなぞるだけでなく、現在にも繋がるものを感じられる作品に 仕上げてもらえればなと思いますね。 そして、厳しい状況だからこそ、過去に学ぶのも一つだと思うのですよ。 良い点も悪い点も。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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