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テーマ:お勧めの本(7401)
カテゴリ:本
先日、ブログ仲間のKiyopさんからまたまた本を頂きました。
1に続いて2までも。本当にありがとうございます! 堪能させていただきました。 『怖い絵2』 中野京子著 朝日出版社 今回も紹介している絵は20作品。 一見すると普通の絵にしか見えないものでも、 その隠された『怖い』背景を懇切丁寧に説明してくれているので、 絵画に詳しくない私でも思わずのけぞる怖さを味わえましたね。 20枚の絵はカラーで収録されています。 私は最初、絵を見て『ふ~ん』と思うだけでしたが、 その後で解説部分を読むと、実に驚きの背景があって、 つくづくこの著者の慧眼ぶりに圧倒されました。 ■収録画リスト レンブラント 『テュルプ博士の解剖学実習』 ピカソ 『泣く女』 ルーベンス 『パリスの審判』 エッシャー 『相対性』 カレーニョ・デ・ミランダ 『カルロス二世』 ベラスケス 『ラス・メニーナス』 ハント 『シャロットの乙女』 逸名画家 『ガブリエル・デストレとその妹』 ベックリン 『死の島』 ジェラール 『レカミエ夫人の肖像』 ボッティチェリ 『ホロフェルネスの遺体発見』 ブレイク 『巨大なレッド・ドラゴンと日をまとう女』 カルパッチョ 『聖ゲオルギウスと竜』 ミレー 『晩鐘』 ドラローシュ 『レディ・ジェーン・グレイの処刑』 ホガース 『精神病院にて』 ブリューゲル 『ベツレヘムの嬰児虐殺』 ヴェロッキオ 『キリストの洗礼』 ビアズリー 『サロメ』 ファン・エイク 『アルノルフィニ夫妻の肖像』 ・・・私はブリューゲルの『ベツレヘムの嬰児虐殺』が一番ショッキングでした。 絵を見る限り、そんなシーンは描かれていません。 しかし、実は後に描き直され、全く別の絵になり果ててしまっていたということです。 絵の修正がイコール歴史の修正に繋がっていた、というのはちょっと怖い話でした。 ま、あくまでもこの本の主役は『絵』です。 そして、こういった絵を後世に残した画家たちというのは、本当に凄いと思う。 100年、1000年後の人にも心を揺さぶる何かを伝えることが出来るのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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