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カテゴリ:本
先日、取次さんからこんな案内が届きました。分かりやすく書くとこんな感じ。
今後のフェアの参考のため、映像化不可能な小説を挙げなさい (文庫本に限る) 映像化不可能な小説かあ・・・ 何だろな~とちょっと考えてみましたが、意外と思い浮かばない。 『イニシエーション・ラブ』は○○が××なので絶対無理なんだけどな。 でも、この作品は既に取次さんのリストに載っていました。 有名だもんな、これは・・・ そこで本屋探偵nyagoさんは考えた。 映像化不可能な小説って、どんな本なのよと。 1.文章ならではのトリック作品 2.スケールが大き過ぎて映像化不可能な作品 3.人の名誉を傷つけたり、差別的表現があったり、まあとにかく不謹慎な作品 4.著作権者が映像化に反対している作品 5.誰も観たいと思わないなど、採算に見合わなそうな作品 6.大人の事情 まあこんな感じかなあ・・・ 取次さんは恐らく1のような作品を挙げて欲しいのだろうけど・・・ 2のスケールが大き過ぎる作品というのもなあ。 司馬遼太郎の『坂の上の雲』もついにドラマ化だし、 絶対映像化出来ないと思っていた『沈まぬ太陽』も映画化が決まったし。 (しかも渡辺謙さん主演) 『沈まぬ太陽』は、J●Lの御巣鷹山墜落事故を扱った作品で、 連載時にはJA●の機内には連載誌が置かれなかった、という話を聞きましたが、 映画化はそういった大人の事情もクリアしたということなのでしょうかねえ。 (それ以外にも著者の山崎豊子のパクリ疑惑なんてぇのもありましたが・・・) それに、昨今のSFX技術の進歩は凄いもので、何でもCGで映像化してしまいますもんね。 『ドラゴンボール』は私は観てないので分かりませんが、映像化しているのは間違いない。 『AKIRA』がディカプリオのプロデュースでハリウッド映画化とか言ってたし、スケールの大小は、もはや映像化不可能の足枷にはならないのでしょうかね。 アニメの実写映像化は最近だと『ヤッターマン』なんかもあるし、不可能はないという感じですね。 そうすると、小説だってまずは出来ないことはないでしょうね。 出来の良し悪しは別として・・・ そういや私は『家畜人ヤプー』はエログロ過ぎて映像化不可能かと思いましたが、 なんと、2010年公開に向けて製作が進行しているらしい・・・ あと思いつく作品では『夏への扉』くらいかなあ。これは映像化されていないと思うのですが。 にしても小説で文庫に限るなんて、ちょっと難しいぞう。 ノンフィクションならたくさんありそうなのですがねえ。 映像化不可能、読書でのみ楽しめる作品。 何かいいのあります?(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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