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テーマ:試写会で観た映画の感想(680)
カテゴリ:試写会
ホッタラケの島
3Dアニメ映画、日本では画期的作品なので、期待していましたが、このジャンルの映画、過去にありました。漫画アップル・シード原作の映画化ですね。 人物の表情については、思ったより硬く、肌の質感がつるっとしていて、あまり表情豊かとは言いがたいようでした。 耳の長い動物テオと、ぬいぐるみのコットンは3D向きでかわいかったですね。 主人公の女子高生のキャラクター設定が、中途半端で、感情豊かでないので、あまり面白くない感じ。 一方、テオは、周りの動物に馬鹿にされていたのに、主人公を助けるときのパワー全快な姿が感動です。お決まりですが、このあたり、宮崎アニメをちょっとパクリ。 コットンは意外と勇敢なので、見ていて気分がいいキャラクターです。 敵の男爵の顔、手抜き感が否めませんでした。予算の都合でこうなったのかわかりませんが、やはり宮崎アニメと較べても、おもちゃの悪役みたいで、残念。 ホッタラケの島の建物や背景。男爵の船のデザインにしても、おもちゃみたいに稚拙でした。建物などは、かなり宮崎アニメを意識しているようですが、色使いがなんとなく下品で、似ているようで別物。 背景やストーリー展開、かなり宮崎アニメを意識しているせいか、なんだかダブって見えるシーンが多々ありました。 ただ、天才監督と凡人監督の差はあまりにも大きかったです。 人物の動きにしても、背景にしても、デザインにしても、一流との差は歴然。 宮崎アニメを意識するなら、徹底的に真似するところは真似して、超えるだけのパワーがほしかったです。 ストーリー展開は淡々としていて、つまらないです。話の盛り上がりの溜めがほとんどないため、話が盛り上がらないです。 宮崎駿監督が、この作品を添削したら、赤点ですね。監督の次の作品が、3Dであることを願うのみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/08/17 07:56:29 PM
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