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読了。
面白かった。なんか、暗い話なんだけど最後に不思議な明るさみたいなものがあって。 そうそう、かず子だったね。主人公の名前。 しばらく前にミリオネアの1000万円の問題で出てて、そのときは読んだことなんかないからわかんなかったんだけど、なんか記憶の片隅に残ってたのを思い出した。 朝の電車の中で読み終えたので、そのまま部活に出る前に本屋に寄って小川洋子「密やかな結晶」を買ってきた。何かないかなあと本屋をうろついていたら、はじめ「話を聞かない男、地図が読めない女」が目に留まって買おうかと思ったんだけど、レジの前にうず高く積まれたこの本を見つけて。 少しだけ読んだら興味がわいたので、「話を聞かない~」を戻し、「密やかな結晶」を買った。 小川洋子といえば、最近「博士の愛した数式」を読んだ。本屋さんの薦める本No.1だかなんだかで面白そうで買ったのだが、あったかい話で、すごくほっとしたのを覚えている。あれは「記憶が8時間しか持たない天才数学者」の博士の話だった。 こんどの「密やかな結晶」は、記憶が次々と消えていってしまう島の中の話。記憶つながりでなんとなく興味を引くものがあった。いまもう半分くらい読んだから、これから物語のクライマックスに突入ってとこかね。これもなんとなく不思議で悲しい話なんだけど、出てくる人々とか、文体とか、なんともあったかい。一気に読んでしまいそうだ。 この分だと明日の日記には読了って書くかもな。 次は宮部みゆきの「ICO」なんか面白そうだなあと思う今日この頃。d お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年09月07日 23時34分43秒
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