テーマ:今日の出来事(292567)
カテゴリ:日常のお話
プレーパークってご存じですか?
ウィキペディア百科事典では、 「従来の公園、既成のブランコ、シーソー、鉄棒などがあるようなお仕着せの遊び場と違い、一見無秩序のような見えて、子供たちが想像力で工夫して、遊びを作り出すことの出来る遊び場」 と説明しています。 まさしくその通りで、最近の子供達は、遊び場どころか、自由に遊ぶ権利すら無くなっています。 そんな空間を提供する場所が、プレーパークというものなのです。 有名なところでは、羽根木プレーパークがあります。 (参考:プレーパークせたがや) ここは全国でも珍しい常設プレーパークです。 私自身も見学に行ったことがあり、その光景はまさしく子供天国。 逆に言えば、普段の生活に慣れてしまった私どもからすると、異様な世界です。 しかし、そこに来ている子ども達、大人達の笑顔の素敵なこと、また心温まる優しさがあることが、直ぐに肌で感じ取ることができます。 思えば、そんな光景は日本全国至る所で昔は見えていた筈なのです。 今回、私の住む地元でプレーパークを作る計画が出来き、それにともなってプレリーダーののりたけさんが講演にやってきてくれました。 写真がそれです。 お話の中では、プレーパークの中で飼っている鶏がタマゴを産み、その1つタマゴをめぐって子ども達が子ども達なりに、欲しい人をうまく分け合っていく姿や、 プレーハウスの屋根から飛び降りる子ども達の中で、どうしても怖くて飛び降りられない子どもの心境を、自分なりに理解し、かばう姿、 初めてプレーパークに来てみて「いままで自分は何をしてきたのだろう」とショックを受ける子どもの心境、 リストカットをしてしまうほど自分を否定してしまった子どもが立ち直っていく姿、 などなど、どれも心打たれ、共感できるお話を幾つもお聞きすることができました。 言い換えれば、プレーパークはただの遊び場なのですが、蓋を開けば、心と心が本音で触れ合う一つの人生です。 世の中体裁ばかりが優先され、建前だけが横行するなか、ここではそんな足かせがなく、本音でぶつかり、本音で泣き笑いをする場所なのです。 そして、その結果がわだかまりだけ残る世の中が多い中で、ここではお互いを理解し尊重し、助け合う心が育まれる場所となっていると実感します。 今後も私はプレーパークが行おうとする精神を尊重し、応援していきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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