我が家のハンティング・パーティ
「ハンティング・パーティ」というと、今、公開中の洋画。実話を基にしたお話で、リチャード・ギアが落ちぶれたレポーターを好演してて、シリアスな題材の割りに、切り口はコミカルだったりして、我が家では家族で見に行ったのでした。もっとも、「映画でも見に行く?」となって、それから適当なのを協議していくのが、いつものパターンなので、結構、アタリハズレはあったりもするのですが。今年は、ららぽーとにTOHOシネマズが入っているおかげで、結構、良く行ってます。なんと! ららぽーとのカードでも、映画が割引になるにゃんよ!映画のハンティング・パーティは、社会派のお話だけど、我が家の――となると、ハンティングのターゲットになるのは、あまり出てきてほしくない、茶色の虫。先日、こねこ君が珍しく「今日は早く寝る」と、自分の部屋に行ったのですが、ベッドの上に、例の虫がいたのでした。その日は、とても暑い日で、迷い込んできたのかもしれません。私が、呼ばれていくと、例のものは、ベッドの上の布団の陰に潜んでいました。新聞紙を持ってきて、丸めて、パシッと叩くと、ヒットした感じはしたのですが――ベッドサイドから下のほうに落ちてしまいました。こねこ君のベッドは、こんな感じのロフトベッドなので、ベッドの下の部分が空いていて、引き出しになった衣装ケースやキャビネットベンチなどが置いてあります。それらを動かして覗いたのですが、下には落ちてない感じ。「上にはあがってこないよ、たぶん」と言ったのですが(他人事だし)、こねこ君は納得しない様子。捜索を続けると、ベッドの下の枠に張り付いているのを発見!丸めた新聞紙では叩きにくい場所。もっとも、ベッドの裏側だから、殺虫剤を使っても布団にはかからないので、今度は殺虫剤攻撃!シュパー!うまくかかったと思うのですが、またもや、どこかに行ってしまいました。「たぶん、弱ってるし、上には出てこないよ」と、言ったのですが、こねこ君は「さっき、シーツの上を歩いた。シーツを替える」と、主張。仕方がないので、シーツを替え、ベッドを整えました。「あきらめて、寝なよ」っと、片付けていると、なんと、丸めた新聞紙のところに、導かれてきたように、例の虫がいるではないですか!これは、チャーンス!すかさず、新聞紙を取り上げると、ぱしっ!見事、仕留めることができました。これで、こねこ君、安眠できることでしょう。と、奮闘終えて、リビングにもどると、お父さんはタイゼンとテレビを見ていました。「さっき、アレが出た」「ふーん、ここにも、さっき出たよ」「それで、仕留めたの?」「うんにゃ、一瞬で消えたから、そのままだよ」放置ですか!「それなら、また出てくるじゃん!」(こっちは、ちゃんと始末したのに)っと、憤慨していると、猫たちの動きが変。しきりに、玄関の靴箱の下を窺っています。「おとーさん、ここに居るらしい」しゃとらんが、必死になって、靴箱の下に潜ろうとしています。お父さんが、しゃとらんを押しのけ、靴箱の下のサンダルを動かすと、例の虫が出てきました。すかさず、サンダルの底でパーンチ!(それ、私のサンダルなんですけど・・・)夜中の安眠はこれで、確保できたのでありました。写真は2階のパーティに参加して(邪魔をして)いた、ぶっちゃん。