対決-巨匠たちの日本美術 に行く
連休の最終日。初日は、ららぽーとに買い物に行ったものの、2日目は自宅でじっと潜んでいたもりのねこ家。こねこ君に至っては、ららぽーとにもついてこなかったので、ほとんど引きこもり状態。夏休みになったので、ゆっくりしたい気分はわからないでもないけれどねぇ。宿題――いろいろ出てるんじゃなかったでしょうか?毎年、夏休みの宿題には、決まった課題のほか、「自由課題」がある。こねこ君は、去年の夏休み、横浜美術館に「森村泰昌 美の教室、清聴せよ」を見に行ったので、そのレポートを書きました。美術の自由課題です。「今年は、なんか出さないの?」「うーん、全員提出じゃないし」と、それほど乗り気ではありませんでしたが、「やっぱ、出しておいた方がいいかなぁ?」夏休み以外にも、結構、美術館や科学館、博物館には行っているのですが、さすがに半年前とかのじゃ、タイムリーじゃない気がするし。「中学生が見に行くなら、東京国立博物館でやってる「対決-巨匠たちの日本美術」が、いいんじゃないかなぁ? 社会や美術の教科書に載ってる人の絵がたくさん見られるし・・・」そんな話をしていたら、お父さんが、「じゃあ、今から行こう!」と、言い出しました。そういえば、「どこかに涼みに行こう」って、言ってたんだよなぁ。東京まで行くなら、電車の中でも十分、涼めるに違いありません。ということで、もうかなり陽が高くなっているというのに、即座に用意をして出発することにしました。ええーん、あんまり急いだので、おのぼりさん用ガイドブック、テーブルの上に出しっぱなしにして忘れちゃったよぉ。上野到着はお昼過ぎ。駅から出ると食事をするところもなくなるというので、お昼にします。こねこ君10時ごろまで寝てて、朝ごはんを食べたのに、もうお昼で大丈夫なんでしょうか?久しぶりに回転寿司。なかなか良かったです。上野公園を歩き、東京国立博物館へ。文化館、西洋美術館などもあり、人もいっぱいでした。東京国立博物館の特別展「対決-巨匠たちの日本美術」も、チケット売り場に行列が出来てましたが、入館制限はありませんでした。「○○時間待ち」の看板は裏にあったので、もしかすると、制限があるときもあるのかも?一般1500円ですが、中学生は無料です。念のため、生徒手帳を持っていきましたが、「中学生?」と、聞かれて肯いただけで入れてもらえました。中は、ちょっと前に行った「ルノアール+展」よりは、動きやすかったですが、時間も時間だったためか、かなり混雑していました。なんか、人ごみで見逃しちゃったものも、いろいろありそう。さっさと見てまわったお父さんと、ゆっくり見てまわる派のこねこ君とつきあった私ははぐれてしまいましたが、途中のミュージアムショップで合流。人も多いし、全部をゆっくり見てまわるということもないので、興味のあるものだけ。やっぱり、動物とか、描いてあると、見ちゃいますね。墨絵のものが多かったですが、墨だけとは思えない迫力だったり、日本のマンガやアニメのイラストの原点・・・があるような気がしたり。今では美術館で見るようになっちゃった作品だけど、装飾品だったり、楽しみのために見たり、もっと生活の中に溶け込んだ形であったんじゃないかなぁ・・なんてところに思いをはせたりしました。ミュージアムショップでは、芦雪のトラの絵葉書を買いました。応挙のトラもしゃとらんに似ているところがあったので、欲しかったのですが、こちらは販売がなかったようです。みんなにも「可愛い」と人気だったようです。この特別展があったのは、「平成館」という(たぶん)新しい建物だったのですが、他にも、建物がたくさんあって、常設展は、特別展のチケットで入れます。公園のように広い敷地をウロウロしていると、巨大な鬼瓦を発見。筑前福岡藩黒田家の江戸屋敷の鬼瓦だそうですが、「鬼」の姿はありません。それぞれの展示物には、英訳がついているのですが、鬼瓦は「demon tile」黒田家は「Kuroda Family」なんか、可愛らしくなっちゃいますね。「alternate residence」――参勤交代・・ですね。ちょっと向こうに「法隆寺宝物館」があって、入ってみると、とても涼しくて、国宝や重要文化財をいっぱい見ることができました。飛鳥関連のものは、この春に飛鳥に行って、飛鳥資料館でいっぱい見てきたので、なんとなくつながりもわかって興味深いです。他の館にも、入れたのですが、オーバーヒートしちゃいそうなので、そこで終わり。アメ横でこねこ君のベルトを買って、御徒町から帰りました。そういえば、上野駅で「苺のモチフィーユ」を見かけて、買って帰りたかったんだけど・・・残念! これ、東京限定なんだよねぇ。