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一年に一度、 寒いこの時期、森わらではお味噌を仕込みます。 一年に一度なので、キイチゴ(年少)さんには初めてのことで、オオタカ(年長)にとっては三回目、さすがに何をやるかわかっている様子…。 各お母さんたちがこの日までに大豆を茹でて柔らかくしてきているので、 子どもたちのお仕事は、スリコギでひたすら大豆を潰していくこと。 大豆を目の前のボールにお玉で一杯ずついれてもらう。 キイチゴ(年少)さん、ジィーっと真剣な眼差し。 リス(年中)さんもなんだか戸惑っている様子(なんてったって一年に一度ですから!) オオタカ(年長)さん、自分の分の大豆が配られるとさっそくスリコギでギュッギュッと豆を潰しているではないですか。 さ、さすがです。やっぱり三回目は違います。 潰すスピードも早い! みるみるうちに 「できた〜!おかわりちょうだい。」 の声。 「ほー、さすがオオタカ(年長)さんは貫禄が違うわ〜」なんて感心していたら、リス(年中)さんからも「もう一杯〜!」の声。 それを横目で見ていたキイチゴ(年少)さんもやっと要領を得たようで、サクサク潰している。 それからはもう、まるで盛岡のわんこそば状態。 あっちコッチから「おかわり〜!」「もっとちょうだい〜」の声。 大豆配り班を急遽3人に増やしてどんどん配りまくる。 だいたいみんなが3杯くらい潰したくらいだろうか、、 キイチゴ(年少)さんの方から 「もうつかれた〜、あっちで遊ぶ〜」 とゆう声が聞こえてきた。 もちろんその子のやりたいところまででokなので、キイチゴ(年少)さんグループから次々と人が減っていく。 と、その頃、リス(年中)さんの方からも 「もう、これでやめたいー」 と聞こえてきた。 集中力の持続性が目に見える形で年齢ごとに違うのが分かりやすい。 大豆潰しグループが全体の半分くらいになったころ、オオタカ(年長)さんの方から 「私は10杯潰すんだ!それまで終わらないから。」 と聞こえてきた。 その声につられてか他のオオタカ(年長)さんも口々に 「わたしも10杯やるー!」 「ぼくももっとやりたいー」 と、競い合うように大豆を潰し始めた。 わたしは、オオタカ(年長)さんの前に大豆とともに座り込みを決めて、次々とオオタカ(年長)さん達のボールに大豆をついでいく。 もう、みんな無言でワシワシ潰していく。 すごい集中力…。 仲間でいてライバル。 なんだか見ていて応援したくなってくる。 あと2週間とちょっとで卒園していってしまうオオタカ(年長)さん。 森わらでいろいろなことを体験して、 こんなにすごい集中力まで発揮して、 成長したんだなぁ…。と、まざまざと見せつけられたようでした。 大丈夫、大丈夫、みんな最初はキイチゴ(年少)さん。 少しずつ少しずつ大きくなるし、成長する。 急がなくたっていい。 オオタカ(年長)さんになったらいつのまにか出来ることがたくさんになっている。
こんな子どもたちの成長段階を保育に入ることで間近に感じることができるのは、親としては安心していいんだな、と思える大きな材料。 森わらでたくさんのことを学ばせてもらいました。 オオタカ(年長)おひさまふみちゃん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年03月15日 07時43分54秒
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