冬眠鼠の資産運用

”資産一億円で早期リタイアする？”

今週の日経PLUS1にこんな特集がありました。

ネットのアンケート調査の結果だそうですが、それによると最低限の生活に必要な金額の平均は約23万、ゆとりある生活に必要な金額の平均は約39万円。

資産一億円が全て金融資産だと仮定し、他の収入や運用益を加味しなければ、”最低限の生活”だと、約35年、”ゆとり”だと約21年生活できるそうです。

これを男性の平均寿命79歳から逆算すると”最低限の生活の場合”43歳で、”ゆとり”だと57歳でリタイアできるとの事。

と言うわけで、年金は当てにならないので試算に入れませんが（笑）
もう少し現実的に、何％で運用したら良いのか？

単純に考えれば
”最低限生活”の場合23万円
年間230,000X12＝2,760,000円必要
”ゆとり生活”の場合39万円
年間390,000X12＝4,680,000円必要

”最低限生活”の場合、一億円を年利2.8％以上で、”ゆとり生活”の場合は4.7％運用できれば資産を減らさずに暮らせますね。

ただここには物価上昇率や消費税率など生活に直接影響を与える値は加味されていません。
そこで、来年から消費税が15％ととなり、物価が今後毎年2％上昇したとして計算してみました。（笑）

計算式は１億円-（年間必要金額X消費税額：15-5＝10％X（物価上昇率：2％X年数））：合ってるかな？

	運用なし	1%	2%	3%	4%	5%
最低限：23万円	26年	29年	34年	42年	59年	減少無し
ゆとり：39万円	17年	18年	20年	22年	24年	28年

ゆとり生活を送りたければ、一億では早期退職は難しいですね。
さりとて最低限の生活を強いてまで早期退職するのは、ちょっとね。

特集の中に、実体験として、40歳でリタイアして田舎に越して農作業暮らしで生活費は月4万円と言うのもありましたので、実現不可能ではないようですね。

もうひとつ気になる記事が、50代の方で早期退職して田舎に越したが奥さんが新しい生活に馴染めずに、戻ったとも。

夫婦でよく話して、移住先の雰囲気なども調べ、お互いに納得してから移住する必要がありますね。

yamane家の場合、まず一億をどうやって調達するのかが課題です。

yamane