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テーマ:株式投資日記(20449)
カテゴリ:株
先日書いた投資セミナーに行って来ましたの続きです。
いろいろな方がBlogで取り上げていらっしゃるので、遅いですが。 自分の備忘録として何点かこれはというものを。ただ、聞き取れていない部分もあるのでご容赦を 今後の見通しに関して、今後の経済の調整期間は長期に渡る可能性がある。 ・金融機関のレバレッジの解消と資本の再構築が必要 ・家計の決済能力を超えた債務の解消 ・住宅価格は今後更に下落する可能性がある。 ・2009年は現状維持程度。 ただし、大恐慌のようなことにはならない。 過去の世界大恐慌との相違点 ・大規模な財政出動。金融刺激策が実施されている。 ・世界恐慌の時は通貨供給量が25%減った。現在は通貨供給量を増やして対応している。 今後について2 ・デフレが大きく取り上げられているが、今後はインフレとなるだろう。 ・株式市場は割安 ・株式のリスクプレミアムは5~6%。長期で見た場合は9% ・シラーの株価収益率では、1881-2008年の平均は16.3中央値は15.7。現在(09/3/3)は13.0、バブルの頃の値は1999年45倍、1925年35倍であり今は割安な方である。 印象的だったのはマルキール教授が、「おそらく2010年頃から回復するだろう。」と力強く話していたことかな。 ここからはインディックスファンドのお話。 低コストのファンドは高コストのファンドより高いリターンを上げた。 パフォーマンス 米国 日本 コストの高いファンドの25%: 4.65% 1.1% コストの低いいファンドの25%: 7.24% 2.43% ファンドの取り扱い会社に高い手数料を払えば払うほど利益率が下がる。 投資対象を全てインディックスファンドにするのではなく、インディックスファンドをmainに置いてアクティブファンドを少し持つ(プラスアルファを期待して) 最後にマルキール教授への質問コーナーがありました。 事前に質問を集めてそれに答えてもらう形式でしたが、なかなか質問が出てこず。段取りが悪く、マルキール教授もしばらく困惑してました。 Q&A Q1:ポートフォリオの株式配分が下がっているが、リバランスすべきか? A1:株式は今がお買い得。リバランスをすべき。長期的には有用。 Q2:分散投資をすべきか?また、地域と商品の分散のどちらが良いか? A2:グローバル化の進行に従い、世界経済の相関性は高いものとなった。そのために、今回の金融危機時では係数1に近づいた。 しかし、分散投資することは重要。中国・ブラジルのような経済成長の高い国や、オーストラリアのような資源国への分散が良いのでは? Q3:このような危機はまた起こるのか? A3:すぐに起きることはない。ただ、バブルは将来にも起きるだろう。ただし同じ過ちを繰り返すことはないので同じ金融危機は起きないそうです。 バートン・マルキール教授に興味がわいた方は『ウォール街のランダム・ウォーカー』をご一読あれ。 第2部は後ほど。 yamane お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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