カテゴリ:両親
父が亡くなってからもう1週間。
まだキツネにつままれたようです。 病院のベッドでは、点滴や呼吸器など、いろんなものが 身体についていてとても痛々しく辛そうな姿だった父。 今は、「お父さん、今はもう辛くないんだ。よかった…。」 という気持ちです。 今日はちょっとだけ父の生涯を。 父は、昭和一ケタ生まれ。今はもう貴重となってきた戦争体験者の 生き残りでした。 海軍で潜水艦の爆弾を作っていたと言っていました。 その後は国鉄に勤めて結婚し、子供を3人授かりましたが、 諸事情により離婚。 3人の子供を連れて、国鉄も辞め、北海道から上京してきました。 東京に来てからは、朝は牛乳配達、昼は工場(だったかな?)、 夜は夜の街の呼び込み、と3つの仕事を掛け持ちしていたようです。 子供達のいろんな世話をする中、繕い物なども父がやっていた ようです。 そういえば私が小さい頃、編み物をしていたら、父が横から 教えてくれて、「なんでお父さん編み物が出来るの?」と 聞いた事がありました。 父は教えてくれませんでしたが、この時の経験からだと いうことを、後で知りました。 その後、私の母と出会って結婚し、私が生まれました。 母と結婚した時は建設会社に就職し、定年まで勤め上げました。 私が生まれてからは幸せ一杯の人生だったようです。 (と、兄達が証言してました。俺達の時は大変だったんだぞ~と。^^;) 戦争時代と離婚時が、たぶん一番苦労した時だったと思います。 そして、人生のゴールの時も、最後の最後まで自分と必死に 戦いました。 こんなに苦労した人生だから、きっと今度は、最初から幸せな おうちに生まれますように…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年06月11日 08時12分35秒
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