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もりぴぃのぺんぺん草ノート

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2005年11月15日
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カテゴリ:両親
父が亡くなってからもう1週間。
まだキツネにつままれたようです。

病院のベッドでは、点滴や呼吸器など、いろんなものが
身体についていてとても痛々しく辛そうな姿だった父。
今は、「お父さん、今はもう辛くないんだ。よかった…。」
という気持ちです。

今日はちょっとだけ父の生涯を。

父は、昭和一ケタ生まれ。今はもう貴重となってきた戦争体験者の
生き残りでした。
海軍で潜水艦の爆弾を作っていたと言っていました。

その後は国鉄に勤めて結婚し、子供を3人授かりましたが、
諸事情により離婚。
3人の子供を連れて、国鉄も辞め、北海道から上京してきました。

東京に来てからは、朝は牛乳配達、昼は工場(だったかな?)、
夜は夜の街の呼び込み、と3つの仕事を掛け持ちしていたようです。

子供達のいろんな世話をする中、繕い物なども父がやっていた
ようです。
そういえば私が小さい頃、編み物をしていたら、父が横から
教えてくれて、「なんでお父さん編み物が出来るの?」と
聞いた事がありました。
父は教えてくれませんでしたが、この時の経験からだと
いうことを、後で知りました。

その後、私の母と出会って結婚し、私が生まれました。
母と結婚した時は建設会社に就職し、定年まで勤め上げました。
私が生まれてからは幸せ一杯の人生だったようです。
(と、兄達が証言してました。俺達の時は大変だったんだぞ~と。^^;)


戦争時代と離婚時が、たぶん一番苦労した時だったと思います。
そして、人生のゴールの時も、最後の最後まで自分と必死に
戦いました。

こんなに苦労した人生だから、きっと今度は、最初から幸せな
おうちに生まれますように…。





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最終更新日  2022年06月11日 08時12分35秒
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