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もりぴぃのぺんぺん草ノート

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2006年01月10日
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カテゴリ:両親
先日、母が療養病院へ移りました。
毎日の処置方法には変わりはなく、眠っているとはいいながらも
環境の変化はやっぱり心配。

移ってから今日で5日目ほどですが、先月からの軽い微熱
以外はなんとか落ち着いてる様子です。

移った当日、担当の先生(副院長さんだそうです)からいろいろ
お話があったのですが、
「たぶん、もってあと3年かな…。
 ここ1年のうちには何かしらはあると思う。」
と言われました。
何かしらというのは、肺炎だったり、感染症だったりみたいです。


もしかしたらあとわずか1年で、もう母のこの柔らかくて優しくて
温かい手に触れなくなるかもしれないなんて…。

母のベッドに24時間一緒に寝てしまおうかと思うぐらい切なくて
悲しい気持ちと、その反面、あまりにも母への依存心が高すぎると、
失ったとき本当に立ち直れなくなる、という不安が混じり合います。

残された時間をどう過ごしたらよいのだろう…。

この数日、ウンウンとうなって私が出した結論は、もちろん、
母の目が開くのを見られるようにとの希望は最後まであきらめません
が、何よりも「母が一日でも苦しい顔をしませんように」「毎日良い夢を
見ていますように」と、今の母にとっての幸せをただただ祈るしか
ない、という答えでした。


母の顔を拭いたり、手をマッサージしたり、爪を削ったり、本を
読み上げたり、音楽を聴かせたり、いろいろ話しかけたり、そして、
祈りを込めて、母の手をそっと包んだり…。

そうしている間も、母はいつも、本当にただスヤスヤと
気持ち良さそうに眠っているだけにしか見えません。
その安らかな顔を見ていると、あぁ、少なくても今は苦しい思いは
してないみたいだな、ならよかった…と思います。

今は、母の幸せそうな顔を見ることが、唯一、私の幸せです。





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最終更新日  2022年06月11日 08時17分59秒
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