昨日8月9日は、長崎原爆の日。
投下された11時2分、私もテレビの前で一緒に黙祷をささげました。
戦争体験者が少なくなりつつある今日、戦争を知らない私達が不戦・非原爆を
しっかり胸に刻んでいくことはとても大切なことだと、改めて思いました。
「人間は、いったい何をしているのか」
長崎市長からの長崎平和宣言の第一声は、魂の叫びから始まりました。
核兵器がこの地球上から減るどころか、拡大している現実に対しての怒りです。
数日前、アメリカの科学者がテレビのインタビューに答えていました。
「科学者の立場からは、核兵器は必要なんだ。」
ならば、科学者なんてやめてしまえ!と私は心の中で叫びました。
核兵器の存在に少しでも賛成するという事は、それはすなわち、
人の命を犠牲にすることに賛成する、ということ。
ならば、賛成する人にこのように聞いてみてください。
"誰の命を犠牲にしましょう?あなたが決めて下さい。
あそこにいる男の子ですか?いや、こっちで子供を背負っているご婦人にしますか?
決められないならば、その犠牲者の一人としてあなたを選びます"と。
それでも賛成でしょうか…?
戦争も、核兵器も、人間が作り上げたものです。
戦争と言う名の草木が生えてきて、勝手に戦争を始めるのではありません。
地震や台風とは違います。
天災は、人間はただじっと過ぎ去るのを待つことしかできませんが、
戦争は、人間が作り出している人災なのだから、人間が止められるはずなんです。
世界を変えたいと思うならば、
人間を変えなければならない。
人間を変えたいと思うならば、
自分が変わらなければならない。
そして皆が
自分を変革したいと思えるように
世界の変革へと進め! - エスター・グレース