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もりぴぃのぺんぺん草ノート

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2006年11月28日
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カテゴリ:思ったこと

どんどん深刻化しているいじめ問題。心配です。

私が思うひとつにですが、「ジャイアンの母ちゃん」みたいな大人が
少なくなってきているんじゃないかと。

へっ?と思われるかもしれませんが、ジャイアンとは、そう、あのジャイアンです。
ドラえもんに出てくるジャイアンこと、本名・剛田武くんです。
そして、その母ちゃんといえば、いつも「たーけーしーぃぃぃぃ!!」と怒鳴っている
あの母ちゃんです。

なぜそんな事を思ったかは、こんな実話を読んでからなのですが。。

ある男性が幼稚園の頃に、道で障害者の方を見かけて、なにげなく
まねをして足を引きずって歩いてみたら、その瞬間、一緒にいたお父さんに
体が吹っ飛ぶぐらいどつかれた、
という事があったそうです。

またある女性は、小学生のとき、けんかした友達に「○○ちゃんなんか、死んじゃえ!」と
言ってしまい、それを知ったお母さんは真っ赤になって怒って、彼女の手を引いて
相手の家に行き、一緒に土下座して謝ったそうで、「あの日のお母さんの剣幕は
本当に恐かった」と言っていたそうです。

そしてこの話をウチの旦那さんにも話したら、旦那さんも全く同じ経験があった
らしく、道で片腕をなくされた人が歩いているのを見かけて、それを真似て
自分の腕を服の中に入れて袖をブラブラさせてしまい、それを見たお母さんが
ものすごい勢いで怒り出して、とにかく恐ろしかった、と言っていました。

子供は純粋すぎるがゆえに、やって良いことと悪いことの区別なんかを考える前に、
思わず行動に出ちゃうんですよね。

だから大人はそれをはっきりNoと言ってあげないといけないし、それこそ
大人の役目だと思うのです。

いじめられる側にも原因がある、と言う人もいますが、だからと言っていじめていい理由には
なりませんよね。しかも、その原因だって、くだらない事だったり、自分じゃどうしようもない
生まれつきのものだったり。

もっと根本の原因は、誰かを下にすることで『自分が上』だと思いたい、という、
人間としての自分自身への負けなんです。
そしてそれを、「いじめる側が悪い」とはっきり言ってあげない大人が悪いんだと思います。

私は今は子供はいませんが、もし自分の子供が誰かをいじめたら、ジャイアンの母ちゃんの
ように、旦那の母のように、ちゃんと叱りつけられる親でありたいと思います。

そして、二度としないことを約束して抱きしめてあげれば、憎くて叱ったんじゃない、
自分の事を思って叱ってくれたんだ、という事をちゃんと分かってくれるのでは
ないでしょうか。

次の言葉は私の師匠からのメッセージです。

  いじめは「暴力」です。

  「いじめてる」側が、百パーセント、千パーセント悪い。

  いじめの被害者は弱い人間?それは正反対!
  いじめる人間こそ、自分の醜(みにく)い心に負けた「一番弱い人間」。
  暴力人間を「強い」と錯覚(さっかく)するところに、日本の狂いがある。

  心から「血」を流している人に対して、傷の手当もしないで、
  頑張れというのは間違いです。
  その人を苦しめている「原因」を、一緒に取り除いてあげなければいけない。

  大人の”鈍感(どんかん)さ”が問題。

  重い荷物は一人では持てない。
  一人で悩まず解決するまで相談を!

  もしか、君が自分で自分を、だめだと思っても、私はそうは思わない。
  あなたが自分で自分を見捨ててしまっても、私は見捨てない。

  いじめられている人がいたら、「自分は味方(みかた)だ」と伝えてあげてほしい。
  小さな「ひとこと」が、大きな「支え」になる。

  たった一人でも、友がいれば、闇(やみ)に”光”がともる。-


 






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最終更新日  2022年06月11日 09時24分27秒
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