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今年 ページを落としまくり、ダメ漫画家の烙印が定着しつつあったダンナが、編集部のご好意により、昨日遂にホテルに缶詰めになった。 家にいると 「今いますか?ちょっと行っていいですか?」 という電話と来客(アポなしの訪問もあり)がガンガンきて(また断らない本人が更にダメ)、仕事にならない。 缶詰め、大変よいことです。 今年参加した企画はダンナが多くの参加者を集めたのだが、そのせいで何本もの他人の作品の面倒を見なければいけなくなり、中にはダンナのチェックやアドバイスがないと進まない漫画もあり、編集者がやるようなチェックを何本も手がけ(ノーギャラ)、連載を2本抱えた漫画家ができる範囲を明らかに超えた量の仕事をしてきた。 それで自分の仕事落としまくった。 本末転倒である。 「自分の仕事をこなした上で他人の面倒を見てこそエラいのであって、自分の仕事がガタガタなのに周囲に尽くす、まるでそれは自分の家庭が崩壊してるのによその国の可哀相な子供を救う運動に没頭してる人みたいにおかしなことじゃないのか? 全国には作者と1度も会う機会が無くて、漫画だけを楽しみに待っている人がいる。 雑誌でトップということは、その漫画を読みたくて買っている人が最も多いということ。 それを自覚して自分の仕事を最優先させるべきである。 今の仕事ぶりはファンを舐めている。」 と、何度となく正論をぶつけてきた妻だが、ダンナは我が道を行き、とうとう雑誌が終わるのに約束したページ数が入らないことになりつつある。 そして以前は確かに前述のような本音をぶつけてきた私だが、最近は 「頼むから、スタッフのお給料払えないから自分の仕事して下さい」 という主張になってきた。 本音って状況で増えていくのですね…。 そんなこんなでここ最近は 「うちはトップが仕事しないから困ってるが、全国の中小企業はいったいどんだけ困っていることでしょうか?」 と思いをはせずにいられない。 …まあ、というわけで 娘はパパ大好きなのでちょっと寂しそうだけど、いなければいないで他の遊びで過ごすし、実は妻も仕事中気まぐれに訪れた夫に「背中かいてくれ」とか言われないので自分の予定が進み大変楽である。 本人も人に付き合って食事をしなくていいのでプチ断食をしながら寝たり起きたりして仕事が着々と進んでいる模様。 もうこうなったら毎回ネームの時は缶詰めになって下さい。 次号こそ楽しみに待っている全国の読者の期待に応えられますように~。 マガジンZが充実した読み応えある最終号を出せますように~。 そして無事家族とスタッフがお正月を過ごせますように~。 加えて全国の中小企業の皆さんも無事お正月を乗り切れますように~。 (願い多すぎか) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.06 18:10:25
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