がんばれ宮崎県 (追記あり)
連休は例によって子供の相手で、連休が終わったら改めて自分の連休を取りたい気分。金土日にやっぱりダウンしました。(笑ところで、笑ってもいられない事態が宮崎県で起こっています。先月、畜産業の牛に発生した口蹄疫が広がり、毎日大量の牛豚が処分されています。(人手が足らず、処分決定後も牛豚の世話をしながら処分を待っているところ多数。)今日(9日)、処分&処分対象数が遂に累計6万頭を超えました。農水省http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/宮崎日日新聞http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=25895http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=25871&catid=74&blogid=13そのまんま日記http://ameblo.jp/higashi-blog/宮崎はダンナの実家がある熊本のお隣さんです。熊本も牛、沢山います。今のところ、宮崎の現地の方たちが懸命に流出を防いでくれているようですが、この件はTVでほとんど放映されていないので、実家のお義母さんに先ほど電話で聞いたところ、「ああ、なんか流行っとるちゅうたねえ。20匹くらい殺したいうてたねえ。」みたいな反応に仰天!隣接している県の住民がこんなに知らなくて大丈夫なんでしょうか??口蹄疫という病気は、発生すると同じ場所で買っていた家畜は全て処分。以後5年も営業停止。輸出も停止です。感染力が強く、普通の家で飼っているペットに移ったらペット(偶数の蹄のあるやつ・・・・東京ではあまり飼われてないと思いますが)も殺処分です。野生動物(イノシシ、鹿など)に感染したら一気に広がって終わりと言われています。海外では「日本と韓国でアウトブレイク」と報じられています。FAO(国際連合食糧農業機関)サイトhttp://www.fao.org/news/story/en/item/41702/icode/FAO warns of increased foot-and-mouth threats 28-04-2010 Japan, South Korea suffer outbreaks 10年前、やはり宮崎で発生した時は、700頭位失っています。それが、発生から3週間目に入ろうというのに、一向に感染の勢いが衰えません。増えるばかりで収束の兆しが見えてきていない。そして今、6万頭。更に拡大する可能性も。これでは宮崎に貝塚ならぬ牛塚が出来てしまいそうな量です。けれど、ニュースでサッパリ流れません。どうも政府が風評被害を恐れて緘口令を敷いているという話がありますが、緘口令を敷くということは、情報を抑えているうちに最大、最速の対処を進めていっているものと思うんですが、それにしては、この発症量はなんなのでしょうか?今日、やっと農水省の大臣が現地入りします。(現場入りかは不明)しかも、5m×30m、深さ5mもの穴を掘っても牛5頭しか埋まらないとか。(埋めるのにも規定がある模様 ソースhttp://twitter.com/SatoMasahisa)自衛隊が入って作業してくれてるそうですが、なんぼ自衛隊でもこの労力は相当なのではないでしょうか??私の母は岐阜県の田舎育ちで、牛を飼っていたこともあるんです。母の兄が子牛を可愛がっていて、兄が学校から帰ってくると子牛が走って行き、兄が外出すると子牛が走って追いかけて、それは可愛かったそうです。(放し飼い????)私も、中学時代、農業体験で飛騨高山の蓄農家で作業を実体験させていただきました。朝4時台に起きて牧場に行って、掃除して牛の乳房を暖かいタオルで優しく拭いたり(こうすると牛さんがリラックスして牛乳を景気良く出してくれるんです)しました。牛は大きくて怖かったし、大量の糞尿がくさかったけど・・・・子牛ちゃんは可愛くて、いつも食べるものが作られ、絞り出される現場を見られたのは貴重でした。今、現場の蓄農家の人達は、大変な苦労をしているようです。1頭でも発症したら、牧場ごと全部処分、廃業です。シャブシャブやチーズが好きな私としては、なんとか力になれないかなあと思っていますが、現地に行くわけにも行かないし。応援の気持ちを募金で送れないか検討中です。参考口蹄疫ウィキ募金窓口※募金先に相応しいか否かは、 自己責任 で判断願います。 ふるさと宮崎応援寄付金 金融機関のほか、 クレジットカード(VISA・MasterCard) でも寄付できます。通常は1件5000円の寄付から受け付けていますが、今般の口蹄疫に関する寄付は5000円以下でも受け入れています。詳しくは支援動画をご覧下さい。 公式サイト:宮崎県 ふるさと宮崎応援サイト 支援動画(有志による解説):ニコニコ動画 YouTube ムッチー牧場 地元農家、「川南町のムッチー牧場だよ~ん。」さんが、募金活動を開始しました。ムッチー牧場さんは5/8現在、隣の肥育農家さんが発病している状況です。 2010/5/8 隣から電話・・・・ 2010/5/7 募金活動宜しくお願いします。 2010/5/7 義援金、募金活動 現場の声ムッチー牧場ブログ4月29日からこの病気との奮闘が始まっています。最新、5月10日の内容も深刻さが伝わってきます。↓上ブログ内の同業者の方の書き込み「うちも川南で牛を飼育しています(乳牛ではありませんが)。毎朝、牛に餌をあげながら牛の様子を恐る恐る確認し、運動場に出しながらまた確認し、運動場から帰ってくる牛をまた確認し、夕方餌をやりながら確認し、夜また確認のため牛舎へ行き…。どんなに確認しても確認しても不安感はなくなりません。いつ自分の所の牛が感染するのか毎日怯えています。近所の牛や豚を飼育している方と毎日状況確認の電話連絡をし、お互い「今日は乗り切れた」と言う毎日。先の全く見えない毎日。終わりがあるのかすら分からない毎日。県の方から毎日掛かってくる状況確認の電話にも「今のところ」という言葉を付けてでないと答えられない辛さ。もう限界です。毎日朝から晩までノイローゼになったかのようにソーダ灰やJAでもらった木酢を牛舎に撒くことが主な仕事になっています。それなのに、政治家は何もしてくれない。選挙のために相手の政党を批判することしかしていない。口蹄疫を選挙に利用しようとしている政治家はいても本気で行動してくれている政治家はいない。自身のブログの更新のために毎日JAに来ては横柄な態度で職員を使う政治家、口蹄疫問題を放置して参議院の新人候補者の応援で忙しい政治家、どうして地元の問題に対して政党関係なく協力して取り組んでくれないのでしょうか?ブログでは「党を超えて」とか言いながら、他党の議員を出入り禁止にしたり…。もう私は行かないかも知れません。どの政党の政治かも地元のために働かないことが分かりましたから。」↑かなりテンパッている状況みたいです。私も締め切り間際はイライラして機嫌が悪くなりますが、そんな比ではないでしょう。また、たとえ売名や選挙のためでも、現地で行動している人は多少とも評価されてよいと、個人的には思いますが・・・心の広さは体力と通じますから、連日睡眠もそこそこに頑張って、事態が思うように行かなければ、同じ現場で頑張っていてもイライラギスギスしますよね・・・・。この事態が終わってから選挙とか考えやがれ!という気持ちもよくわかります。宮崎の現場の皆さん頑張れ!一日も早い収束をお祈りします。ここを読んで少しでも現地事情を知り、一緒に応援してくれる方がいましたら幸いです。