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カテゴリ:仕事
一昨日、無事(?)修了式が終わりました。一年、速かったねぇ。そして昨日からは春休み。とはいえ、後片付けや来年の準備であっという間に終わってしまうのです。それでも、授業がない分、気楽かな。
さて、来年度も中学校で勤務することになりました。1,2年と担任してきた生徒たちですから、送り出すところまではやりたいと思っていたので、念願かなって、というところでしょうか。昨日気づいたのですが、もし来年度中学3年生の担任になったら、義務教育の学年すべてを担任するという「快挙または珍記録」を樹立することになります 先日、学年の慰労会で、体育の先生から「もう小学校に戻らなくていいだろ?」と言われました。生徒指導のプロみたいな人にそういわれたのは、中学校の教員として及第と認められたのかな、なんてちょっぴりいい気持ちにはなりました。確かに、毎日は充実してますし、小学校勤務の時とは違った楽しさは感じます。 卒業した女の子から「入試で、授業で先生に教わったとおりに作文を書いたら、あっという間に書き終わっちゃいました。」と嬉しいことを言われました。もちろん、頑張ったこの子が一番偉いのですが、悪い気はしません。小学生とは違う反応に新鮮さを感じます。 ただ、中学校に来て小学校の教育に必要なものがはっきり見えてきたように感じます。僕自身もそうでしたが、大部分の小学校の先生は、こどもの「7年目以降」、つまり小学校卒業後を見通して教育活動を行ってはいません。いや、6年間すら見通せる人は少数だと言って良いでしょう。先に、「珍記録」と書きましたが、1~6年までの小学校全学年を担任したことのある先生は思いの外多くありません。私自身も小学校1年生を担任したときに、「あぁ、ここでやったことが6年生のあの学習内容に結びつくのだな」と気づいて感動した覚えがあります。それが分かって教えるのとそうでないのとではえらい違いだと痛感したものです。 特に昨年は、小学校の教育内容と中学校のそれとの関連性を痛感する出来事が多くありました。ドラえもんではないですが、昔にもどって、もう一度授業をやり直したいな、と思うこともたびたびありました。これに気づいただけでも中学校に勤めてよかったと言えます。 今日の新聞には県内の小中学校教員の異動情報が掲載されています。そこに、3年前に私と同じようにいきなり中学校勤務を命じられた先生の名前がありました。彼は、今回の異動で再び小学校勤務になりました。夏に会ったときには「どうしようか、考えているんだよね」と話していましたが、おそらく、彼は小学校での仕事を希望したのでしょう。真意を聞いてみたいものです。 希望をしたから必ず叶うというものではありませんし、「人事は『ひとごと』」、他人が決めるものです。ですから、深刻に思い悩むような質のものではないのですが、来年の今頃には何らかの結論が出ているのかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.26 22:46:25
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