―古代魚飼育記―

先日の埼玉遠征の一日。
サッカー仲間の友人Aとの会話。

朝イチ、同乗予定の友人A宅までお迎えにあがる。
開口一番、
●友人A「埼玉かぁ…ダリィーな？」
　　　　(テンション低っ！)

帰り道に熱帯魚店へ寄る旨を伝えると、
●友人A「ん？別にイイよ」
　　　　(まぁ電車で帰んのシンドイしな)

車内のBGMは眠気覚ましにボリューム大のRock
●友人A「ってかさぁ、音ウルセェーよ…」
　　　　(はぁ？)

後部座席に山積みCDの中からカーペンターズをchoice
●友人A「オヤスミぃ…」
　　　　(＝爆睡っ！？)

快晴で爽やかな祝日の朝、
車内にうす～く流れる切ない旋律…。
かつてのドラマ"未成年"のシーンを思い出しながら、
一人、メランコリックな気分で黙々と運転…。

試合会場に到着。
そしてヤツはサッカーの時は…やたらと元気。

昼食後、熱帯魚店へ。
●友人A「もうオレ腹一杯で…お眠さんだから…帰ろっか？」
　　　　(いやムリ！絶対に行く、3店舗は行く！)

一店目。家族連れも多い、某チェーン店。
●友人A「何このデカイ鯉…しかも高っ？」
　　　　(アロワナですよ…？)
●友人A「何これサンマじゃん？」
　　　　(ガーです…)
●友人A「何じゃこのヘビ？」
　　　　(ポリプ…)

エサ金＆メダカを購入。
●友人A「何？金魚も飼うの？」
　　　　(エサだって…)

二店目。今日一番の目的はココ。
●友人A「眠ぃから車で待ってるわ」
　　　　(あっそ、)

ヤツをほったらかしにして1時間後くらい、
怪魚(チタラ)とサンゴ砂を手に、車へ戻る。
寝てるし…。帰りのBGMはクラプトンですか？…

帰りの環八＆20号は夕方の渋滞…
荻窪の店にも行きたかったけど、
袋詰めの魚が(＆一応、眠っているヤツも)可哀想だし、今日は断念。
同乗した両者の為に、振動少なめの安全運転で帰路につく。

途中で目が覚めたヤツは、
●友人A「何？まだ着いてねーの？」
　　　　(テメ、寝てただけのクセに？)

●友人A「どんな魚買ったの？ちょっと見せてよ」
と、保温＆目隠しで巻いてある新聞を破ろうとする。
　　　　(いやいや、ダメだからっ！)

ポリプ水槽を見て、ヤツは若干皮肉っぽく一言、
●友人A「こんなヘビに金掛けられるオマエってすげぇーな？」
　　　　(うるさいよ？)

新水槽の値段を聞いて、ヤツはニヤついて一言、
●友人A「果たしてソノ金額ほどの価値があるものなのですか？」
　　　　(うぜーよ？)

そして水合わせの準備をするオレを尻目に
ウイイレやりながら、
●友人A「オマエってさ、かなりレアな感覚持ってんのな？」
　　　　(…テメ（￣ ￣メ)、ウルセーからモウ帰れよ！？)
●友人A「待て待て、コノ試合終わってから…」

熱帯魚なんて、解らない人には全く解らないようです。
（確かに…オレはレアなタイプの人間かも…？）
それでもオレはちゃんと家まで送ってやる…(￣O￣;)