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―古代魚飼育記―

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2007年02月17日
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カテゴリ:
こないだ友人が家に来た時、
生きエサが泳ぐポリプ水槽を見て、

He「このヘビってさぁ…」
Me「ポリプテルスな!」
He「マジで金魚食ってんの?」
Me「Yes」
He「生きたまま?」
Me「Yes」
He「お前って残酷な奴だな~」
Me「…そぉ?」

笑顔交じりの軽いトーンの会話。
直後にエンドリさんの捕食シーンを見て、
ヤツは「スゲーな!」って目を輝かせてたが…

ちょっと真面目に考えてみた。

良心の呵責…とか
無益な殺生するべからず…とか
ペット飼育は人間のエゴである…とか
生きとし生けるものとして生存権の侵害…とか

心が痛まないって言えばウソになる。
当初は生きエサに多少の抵抗もあった。

ウチの家系は代々禅宗の仏教徒だから、
(それほど敬虔な信者ではないが…)
もう天国(極楽浄土)へ行く事はできないのかもしれない。

来世では小魚に転生し、肉食魚に食われる運命かもしれない。
輪廻転生…

しかし、エサとして犠牲になった生物の存在意義は、
大切に飼育するウチの魚達の血となり肉となり骨となるものとし、
有益な殺生とまではいかないまでも、
決して命を粗末にしている訳ではないと、
かなり強引な結論付けをしてみる。

もし将来、自分に子供ができたら…
情操教育の一環としてキチンと説明する。

世の中、敵対的買収ファンドがまかり通る弱肉強食。
実力主義・競争社会まるだしのこの御時世ですし。
我が子には力強く生き抜いて欲しい。

それが生物飼育を通してキチンと幼い子供に伝わるのか、
それが子供にとって良い教育なのか、悪影響なのかは、
まだ実践した事ではないのでわかりません。

とにかくこれから10数年付き合うであろうウチの魚達には、
好き嫌いなくガッツリ食って長生きしてもらう。





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Last updated  2007年02月17日 22時08分12秒
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