―古代魚飼育記―

モルミルスを飼育していた６０ｃｍワイド水槽（６００×４５０×３００）と
かつてウパを飼育していた６０ｃｍ標準水槽（６００×３００×３６０）は
現在、小赤と姉金のトリートメント水槽。

今年の夏は初めて『鯉仔』を大量に購入したので、２本ともフル稼働でした。

選別漏れの鯉の稚魚は季節限定で初夏に出回り、
金魚より匹単価が安く、栄養価も高く、丈夫で落ちにくいらしく、
関西では夏場の活餌として定番だそうですが、関東では全く見かけません。

関東のお店で扱わない理由を複数の店で聞いてみました。

1. 関西は養鯉業が盛んで養鯉場も多い（広島・岡山・九州など）
2. コイヘルペスウイルス（ＫＨＶ）の影響
3. 高水温で管理されているのでイカリムシなど寄生虫が多い
4. 金魚よりも骨格がしっかりしているので消化が悪い
5. 成長が早くすぐにデカくなってしまう
6. 飼育用の鯉を扱う店ではエサとして売れない（愛鯉家も店に来る為）

寄生虫云々に関しては、薬浴すれば問題無いはずだし、
ポリプ＆ガー＆ナイフは比較的丈夫な古代魚の部類なので
あまり気にすることもないかな、とネットで安いところ探して１ｋｇ注文。
小赤サイズの鯉仔が約１，０００匹来ました。確かに安い。

普段の金魚トリートメントは基本的に塩、分量は適当
白点や尾腐れがいたら（滅多にいませんが）メチレンブルー　

と簡単に済ましておりますが、前述のお話より、駆虫はしっかりやっとこう、と。

６０ｃｍ水槽２本に５：５で振り分け、早速リフィッシュ　

その後は毎日エサたっぷり「栄養補給」
速攻で水が痛むので毎日「水換えて塩」をひたすら繰り返し。
丈夫という情報は本当でほとんど落ちませんでした（２～３匹／１日）。
そのかわり跳ねて飛び出します。６０センチに５００は入れ過ぎたかな？蓋必須。

薬浴１０日経過したくらいから水槽に投入開始。
ちょうど今年は猛暑の高水温で食欲アガっていたので、ガツガツ食います。

しかも成長中のポリプ幼魚と入荷直後のワイルド個体がいましたので
たっぷり食うだけ食わせてたら、１週間もたずあっという間に無くなりました

現在ストックは小赤２００匹くらいと姉金１００匹くらいいます。